震災の地に、再び笑顔を!
田中健太さん(スポーツ健康科学部2回生)
スポーツ健康科学部有志団体「ReSMILE」代表
BKCで、東日本大震災の復興支援として「О結び(おむすび)」を販売中!
【4月29日(金)まで】
東日本大震災のことを聞いたとき、最初はとても信じられませんでした。しかし、テレビをつけて、刻一刻と変わる被災地の様子を見るうちに、現地は大変なことになっているなと思いました。僕自身、今までボランティアの経験はなかったのですが、何かやらないといけないと思い、すぐに、スポーツ健康科学部の先生に相談し、クラスの仲間にも声をかけて、キャンパスでチャリティー活動を行うことにしました。
僕たちが立ち上げた「ReSMILE」には、「再び笑顔を!笑顔を想像しよう!」という思いを込めて名づけられています。スポーツ健康科学部で学んだ知識を生かし、栄養価に優れているおむすびを売って、それを義援金として現地に送ることにしました。実は、お米は小麦に比べて、腹持ちがよく、カロリー摂取に優れている食べ物なんです。また、地元の近江米を使ったり、中に使う具材も着色料が入っていないものを選んだりするなど、おむすびを作るための材料にもこだわることにしました。
このおむすびのネーミングは「O結び」。人の繋がりを連想させる「O」と「おむすび」を掛けたものです。新聞で僕たちの活動を知った地元の農家の方が、私たちにお米を分けたいと連絡をくださったりするなど、人とのつながりを実感しましたね。
毎朝、みんなで作った「O結び」は、お昼休みの間に、すぐに売り切れてしまいます。これは、買ってくれた人が私たちの意思に賛同してくれているからだと思っています。メンバー全員で情報を共有したり、授業の合間に、手が空いている人で販売用のおむすびを準備するのは大変です。でも、おむすびを買ってくれた人から「頑張ってね」「おいしかったよ」と声をかけてもらえると、「がんばろう」と思うことができますね。
この活動をするまで、僕自身、ボランティアをすることは恥ずかしいことだと感じている面がありました。しかし今では、恥ずかしいと思っていた自分のことを、恥ずかしいと思うようになりました。メンバーも活動を通じて、すごく積極的になりましたし、今後も自分たちが出来ることを続けていきたいです。
☆「O結び」の販売について☆日時:4月12日(火)から4月29日(金・祝)まで
※(土・日・月を除く平日に販売中!)
場所:BKC・ラルカディア前にて(1個100円)
販売時間:11時30分より(なくなり次第終了、1日限定200個)
※種類はいくつかありますが、人気なので、お早めに!
- 取材・文
- 土田嘉宏(経済学部4回生)