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文武両道で西園寺育英奨学金を受給。サッカーにかける思い

西野有香さん(2016年3月スポーツ健康科学部卒)

  • No.794
  • 2016年4月12日更新
父親はサッカー、母親はバレーボールの体育会系一家で育った西野さんがサッカーを始めたのは小学2年生のとき。地元三重県名張市のサッカー教室に通う弟の練習見学がきっかけだった。男子チームと女子チームを掛け持ちし、サッカーが楽しくて夢中になった。中学には隣町の伊賀市を拠点にするなでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一の下部組織に加わった。高校時代にはトップチームの選手として公式戦にも出場したほどの実力だ。大学はサッカーでの進学という道があったものの、地元でサッカーを続けたい思いと、スポーツについて学びたい思いの両方を実現できる立命館大学スポーツ健康科学部に入学した。

クラブの練習に参加するため授業は3限まで。キャンパスと練習場と自宅を3年間往復した。「両立は大変でした。でもどっちもやりたいことだったので、苦にはなりませんでした。」専攻するスポーツ科学の授業がとにかく楽しかったという。「人より勉強できる時間が少ない分、できるだけ授業中に覚えて帰る」それが彼女のやり方。3回生までにはほとんどの単位を取得できるようにも計画していた西野さん。3回生のときには、大学から成績優秀者に送られる西園寺育英奨学金の受給者に選ばれた。



さまざまな学生が所属するスポーツ健康科学部。熱心に部活に打ち込むラクロス部の選手や裏方として選手を支えるトレーナーやマネージャーなどの学生スタッフ、世界で戦うプロスキーヤーの伊藤さつき選手や女子相撲部の山中未久選手に出会う。どの学生にも共通したのは、並々ならぬ努力と、それぞれの競技や仕事に対する強い思い。そんな仲間からの刺激が西野さんのエネルギーとなった。

学校の部活ではないフィールドで小学校からサッカーを続けてきた西野さん。これまで一度も「引退」したことがない。大学卒業後もサッカーを続けるか、大学院進学や就職など他の道に進むかどうか人生設計に悩むこともあったという。しかし、「今しかできないのはサッカー」という思いと、家族や友達の応援が彼女の背中を押した。「色々考えた時期もあったけど、やっぱりまだサッカーはやめられないなと思った。自分がどこまでいけるのか挑戦したい。引退のときがくるまで、サッカー一筋でがんばりたい」大けがも乗り越え今はサッカーができる幸せを感じている。




昨年5月、西野さんはなでしこ2部リーグのASハリマアルビオン(兵庫県姫路市)に移籍。「サッカーは生活の一部。結果が全てで大変なところもあるけど、サッカーが好きだからがんばれる。家族や友達、職場の方にはとても支えられていて、感謝の気持ちでいっぱい。アルビオンのチームメイトやスタッフと一緒に1部リーグへ上がりたいし、そのために技術や精神を磨き、チームに貢献したい」と誓ってくれた。




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