• 796 -  パラリンピックを目指すランナーと伴走者。「走ること」を通じて強まる絆。

    パラリンピックを目指すランナーと伴走者。「走ること」を通じて強まる絆。

  • 795 -  「エッジコンペ2016」で賞を逃したことを機に、さらに結束、アイデア実現に挑戦し続ける

    「エッジコンペ2016」で賞を逃したことを機に、さらに結束、アイデア実現に挑戦し続ける

  • 794 -  文武両道で西園寺育英奨学金を受給。サッカーにかける思い

    文武両道で西園寺育英奨学金を受給。サッカーにかける思い

  • 793 -  薬の正しい知識と付き合い方を知ってもらいたい、 薬物乱用防止キャンペーンを各地で実施

    薬の正しい知識と付き合い方を知ってもらいたい、 薬物乱用防止キャンペーンを各地で実施

  • 792 -  「減災・防災を意識するきっかけに」 災害時用の笛を5000個製作

    「減災・防災を意識するきっかけに」 災害時用の笛を5000個製作

+Rな人記事一覧

274 -  「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?」家族のカタチと戦争

「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?」家族のカタチと戦争

関 りんさん (映像学部4回生)
野間るりさん(文学部3回生)
敦谷友衣さん(文学部3回生)
立命館大学国際平和ミュージアム学生スタッフ
第66回ミニ企画展示を企画

  • No.274
  • 2011年7月11日更新
私たちは、国際平和ミュージアムの学生スタッフとして、主に資料整理を担当しています。資料と触れ合う中で、この経験を活かした企画展示をしてみたいと思うようになりました。
今回、私たちが企画したミニ企画展示「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?-<慶三とキヨ>ふたりを引き裂き、結んだもの-」は、家族を残して出征した今堀慶三という人物が、前線から妻であるキヨに宛てた葉書や封書をもとに1941年から1945年までを追っています。また同時に、同じ時代の新聞や雑誌などのメディア資料を展示。銃後(※)の様子も表現する事で、妻の元へ戦地の夫から手紙が届くという、前線と銃後がつながりを持った展示空間を作りました。
※銃後…戦場の後方。直接戦闘に加わらない一般国民。

       

国際平和ミュージアムには、寄贈された膨大な数の資料があります。その資料のほとんどは、教科書や日記、手紙、写真、成績表など個人的なもの。その人の生い立ちや人柄が分かるようなものがたくさんあります。その中でも、今回スポットをあてた今堀慶三さんの資料は、私たちの記憶に残るものでした。軍事郵便でありながらも、妻への想いや自分の気持ちを書いた手紙を読むうちに、慶三さんの人柄に惹かれました。妻と息子・・一般家庭で普通に暮らしていた家族が、「戦争」によって離れ離れになる。戦場から妻子に送る手紙を、どんな思いで書いたのかと考えます。また同時に、「戦争」を共有することで、家族の絆は強く結びついていたという事に、今展を準備する中で気づきました。タイトルにはそんな思いが込められています。



学生スタッフならではの視点としては、慶三さんの手紙の複製を作り、実際に手にとって見てもらえるようにするなど、見学者が手紙を読む妻の想いを追体験できるよう工夫しました。
支え合う家族のカタチとその背景にある「戦争」。
たくさんの方に伝えられることができればと思っています。
ぜひ、会場にお越し下さい。

      

第66回ミニ企画展示
「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?
-<慶三とキヨ>ふたりを引き裂き、結んだもの-」


期間:7月3日(日)~7月18日(月・祝)
場所:立命館大学国際平和ミュージアム2階 ミニ企画展示室

■立命館大学国際平和ミュージアムHP

最近の記事

  • 何かに熱中する 学生生活を 手に入れろ 2016年度クラブ・サークル紹介

    何かに熱中する 学生生活を 手に入れろ 2016年度クラブ・サークル紹介

  • 駅伝に新たな歴史をつくる 女子陸上競技部

    駅伝に新たな歴史をつくる 女子陸上競技部

  • 戦後70年 第62回「不戦のつどい」

    戦後70年 第62回「不戦のつどい」

  • アメフト日本一を手に入れろ! RITSUMEIKAN PANTHERS 2015

    アメフト日本一を手に入れろ! RITSUMEIKAN PANTHERS 2015

  • タバタトレーニング

    タバタトレーニング