冷静に熱く!弓道部男子55年ぶりの優勝!
岸田正輝さん(産業社会学部4回生)弓道部男子主将
「第58回全日本学生弓道選手権大会」団体戦に出場、55年ぶり2度目の優勝を果たす。
8月9日(月)から11日(水)まで、日本武道館で開催された「第58回全日本学生弓道選手権大会」の団体戦に弓道部男子が出場。55年ぶり2度目の優勝を飾りました。
今回の大会は定期テスト直後にあったのですが、テスト期間中は正規練習を行っていないため、大会に出るメンバー5人が揃って弓を引いたのは大会直前。大会に出場するメンバー以外の部員はオフでしたが、みんなが練習に参加してくれました。嬉しかったですね。「一人じゃない、部員全員で戦うんだ」と改めて思いました。そして、これはとても大きな力になりました。
3日間の大会では、予選と決勝トーナメントが行われました。決勝戦は強豪校である日本大学と対戦。「優勝したい」という気持ちが強かったのですが、どこかで「負けてしまうんじゃないか」と弱気になってしまう時もありました。しかし、弓道は自分との戦い。相手が誰であっても関係ありません。「自分の弓を普段通りに引き切る!」そんな気持ちで望みました。決勝戦の結果は、日本大学が20射中18中、立命館大学が19中で優勝。
優勝が決まった時は、とにかく嬉しかったです。個人的には、年に3回開催される全国大会の中で唯一、優勝を逃していた大会でもありましたし、昨年は女子が優勝して嬉しい反面、どこかで悔しい気持ちもありました。ですが、それがあったからこそ今回の優勝につながったと思います。
部員全員で掴んだ優勝。ですが、嬉しい事ばかりではありません。今回の大会を通して、技術的な部分でもっと練習が必要だと感じました。確実に的に弓を当てるために基本練習に力を入れたいと考えています。
今大会での優勝で、11月に開催される全日本学生王座決定戦の出場権を頂いています。ですが、そのシード権での出場ではなく、あくまでも関西リーグ戦で優勝し“関西一”として王座決定戦に望みたいです。
最終目標は男女で優勝!強い気持ちを持って一試合一試合を戦って行きたいです。
- 取材・文
- 樽見彩加(文学部1回生)