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539 -  「コーオプ演習」で働き方に対する考えが変わる!!

「コーオプ演習」で働き方に対する考えが変わる!!

西川亮介さん(法学部4回生)写真:左
安村 暢さん(法学部4回生)写真:右
ホテル日航プリンセス京都へインターンシップ・宿泊プランを考案

  • No.539
  • 2013年7月12日更新
「コーオプ演習」とは、産学連携によるインターンシップ・プログラムの一つです。企業が抱える実際の課題解決に取り組みます。受講生が提案を行ったものが、その後実際に企業にて採用された事例も少なくありません。今回は、ホテル日航プリンセス京都の演習に参加し、ホテルスタッフとともに「京都らしさを感じる商品」をテーマにした宿泊コース開発に取り組んだお2人にお話を伺いました。


昨年6月、ホテルとのミーティングがスタート。当初のホテルからの依頼は、チェックアウト後にめぐる観光プランの提案でした。しかし、次第にプランニングに力が入り競合ホテルとの差別化が図れる“宿泊プラン”を考案することになりました。
私たちは、ホテルの現状を見極めることから始めました。利用者の口コミサイトからホテルの評価を分析したり、内部調査として、従業員の方々にアンケートを実施しました。その結果、ホテルが打ち出している天然水のサービスが、利用者に認知されていなかったことやホテルの強みがお風呂と接客にあることがわかりました。そこでホテル日航プリンセス京都独自の特徴や京都らしさに立命館大学生らしさを含んだ「天然水をブランド化する企画」「バイクぷらん」と「浮世絵で楽しむランニングプラン」を提案しました。そして、「バイクぷらん」と「浮世絵で楽しむランニングプラン」を商品化することができました。
 
 

プランを考えていく中で、京都らしさを追求するのが一番大変でしたね。観光協会や観光客への取材をもとに“自然がいい”“寺社仏閣が魅力”などの意見を得ることができました。しかし、長い歴史をもつ京都は魅力が豊富で、個人によって感じる「京都らしさ」も多様だということが分かりました。そのため顧客となるターゲットを絞ることが困難でした。
「バイクぷらん」では、山道走行が好きなライダー(バイクユーザー)をターゲットにしました。京都は盆地の街です。山と街の両方を楽しめるという魅力から着想しました。約50人のライダーに声をかけ、バイク旅のニーズを聞き出したり、京都市内のバイクと自動車の交通量を調べ、ニーズと実態に合わせたサービスを考えました。バイク置き場が屋外にある場合は「セキュリティが不安」という声が多かったので、地下駐車場にバイク専用駐輪場の確保を要請したり、ホテルの天然湧き水を使用した温泉は汗をかいたドライビングの後にお勧めできるポイントだと提案しました。

もう一つの提案は、京都を訪れる観光客の多くが文化的・歴史的なものに興味を持っていることに注目したプランです。文学部が制作した現代と平安時代の3Dマップをヒントに、タブレット端末(iPad)にインストールした「古地図」と観光名所が描かれた「浮世絵」の画像を利用する「浮世絵で楽しむランニングプラン」です。浮世絵に描かれた名所と、訪れた名所を見比べながら京都の歴史と文化を楽しんでいただきます。名所を撮影した写真をホテルで提示していただくと、該当する浮世絵と撮影した写真を印刷してプレゼントするサービスも付加しました。

 


お二人に感想を聞きました!

コーオプ演習に参加したきっかけは?

安村くん:形に見えないものを宣伝するこということに魅力を感じました。演習期間は約6ヶ月。継続して何かに取り組みたいと考えコーオプ演習に参加しました。

西川くん:キャリア教育を専門とされる加藤敏明先生の授業を1回生のときから受講していました。産学連携の「コーオプ演習」がキャリア形成科目の集大成になるのではないかと考え参加を決意しました。法学部の学びでは経験することができない、企業の比較にも興味を持ったことも参加理由の一つです。


成長したことは?

安村くん:利用者の調査やチームの共同作業などにおいて、自分の意見と反対の意見を受け止めることや、自分の理論を理解してもらうことに苦労しました。あきらめずに最後まで説明して、双方が納得して、解決していくことが大切さだと実感しました。社会人と共に働くことで、働き方に対する考えが変わりましたね。それは、今までは思いつきで行動していましたが、プランの必要性や予測など、行動の前には十分な下調べや準備が重要であることを学びました。また、相手に何かを納得させるための論理的思考力が身に付いたと思います。どんな分野でも一生懸命取り組めば、楽しむことができると改めて発見しました。

西川くん:調査結果の数値やユーザーの評価等を論理的にアプローチすることが、いかに重要だということを学びました。「必要な情報なのか」「正しい情報なのか」を見極めることに苦労しましたね。何事にも熱意を持って伝えれば、「相手に思いは届く」ということにも気づきました。学生だからこそできた貴重な経験をすることができたと思います。多くの方に助けていただいたので、これからは他の人に何か与えられるような社会人を目指して成長していきたいと思いました。

インターンシップの相談は「インターンシップオフィス」へ
https://www.ritsumei.ac.jp/internship/

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