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709 -  CG技術で「日本らしさ」の表現を目指す

CG技術で「日本らしさ」の表現を目指す

谷 耀介さん(映像学部4回生)

  • No.709
  • 2015年3月27日更新
今回は、「北九州デジタルクリエーターコンテスト2015」に3DCG動画「映画のマナー体操」を出品し、「小林茂審査員賞」を受賞された谷 耀介さんにお話を聞きました。

初めて映像を作るのが面白いと思ったのは、高校3年生の文化祭のときでした。針金で人の形を作り、少しずつ動かした画像をつなげていく「ストップモーション」という手法で映像を作りました。大変だったけれど反響が大きくて、やってよかったと思いました。

立命館宇治中・高出身で映像学部に入学しましたが、専門学校や芸術大学という選択肢もありました。しかし、総合大学である立命館大学で学ぶことで、幅広い知識や感性を身に付けることができ、今ではこの選択でよかったと思っています。たとえば文学部西林先生のアジア美術の授業では、「美術」といえば欧米に目が行きがちだったところ、アジア美術の奥深さに触れることができました。

制作で一番大切な企画の部分には、幅広い知識や感性が映し出されます。極論すれば、技術はいつでもどこでも磨けると思いますが、「何を描くのか」「何を伝えたいのか」を考えるときに、今までの経験が生きていると思います。



今回出品した作品は、キャラクターがダンスをしながら劇中劇も交えて映画館でのマナーについて訴える3DのCG映像です。通常、映画が始まる前に流れるマナーについての映像を、「作品」にしてしまうのが面白いかなと思いました。

制作の前には、イラストをたくさん描いてコンセプトを固めていきます。デッサンが狂うとリアリティがなくなるので、大学在学中にデッサン教室に3年間通って勉強しました。映像の中のダンスや音楽も自分で作っています。イメージに合わせた曲を作るのには、バンド活動をしていた経験が活きています。

キャラクターを動かすのは操り人形を動かすようなイメージなのですが、人間なら脳が自然に出すような指令を一つひとつ設定しないといけないので大変です。手で下書きを何枚も描き、自分でダンスを踊って撮影して、自然な動きになるようにしました。

作品では、どこか「日本的なもの」を感じさせたいと思いました。日本のポップカルチャーである「カワイイ」、その中でも「ちょっとナンセンスなかわいらしさ」を目指しました。キャラクターが人間でないのも、カワイイ感じを出すのに役立っているかなと思います。

今後は「幽玄」とか「粋」といった日本独特の抽象的な概念をCGで表現していきたいと思っています。また、CGによる特殊効果など最先端の技術を使った映画を、日本の価値観に基づいたストーリーで作ってみたいです。

 

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