学校から広がる共生社会

私たちRISP(立命館インクルーシブ・ソサイエティ・プロジェクト)は、スポーツを切り口に共生社会の実現の一助となるような活動を行っています。
今回の企画ではインクルーシブ体育の創造に向けた研修会を行いました。学習指導要領改訂に伴うパラリンピック教育をいかに実践するかについて、現職の教員の方と教員を目指す立命館大学の学生が共に考える企画を実施致しました。

インクルーシブ体育とはどのようなもの?

筑波大学準教授の齊藤まゆみ先生をお招きして、まず初めに講演会を行いました。障害の有無に関わらず共に授業を行うには、個人にあった配慮・工夫が必要です。障害の有無に関わらずみんなが共に体育の授業に参加するインクルーシブ体育について齊藤先生から多くのことを教えていただきました。

障害のある子も共に卓球を!

講演会の後は、卓球を題材として視覚障害のある子や、身体障害のある子が卓球を行うにはどのような工夫がなされれば可能となるのかを考える実践プログラムを行いました。各グループに分かれて考え、最後には発表をしアイデアを共有し合いました。 誰かがタイミングに合わせて肩を叩く、音のなるボールにする、ボールを転がして行うなど、たくさんのアイデアを出し合うことができ、充実した時間となりました。


※インクルーシブ教育とは、障害のある子どもを含むすべての子どもに対して、子ども一人一人の教育的ニーズにあった適切な教育的支援を「通常の学級において」行う教育のことです。

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