パラリンピアンの生活って?

私たち、RISP(立命館大学インクルーシブ・ソサイエティ・プロジェクト)は共生社会の実現の一助となるような活動をしています。 今年度初のイベント「障害者スポーツを知る!する!つくる!」が8月5日(日)、立命館大学衣笠キャンパス体育館で行われました。 はじめに、北京・リオパラリンピック競泳日本代表の笠本明里選手をお招きし、トークショーを行いました。笠本さんは先天性色素欠乏症という障害をもち、髪やまつ毛の色素が薄いほか弱視でもあります。トークショーではパラリンピック競泳で使われる道具の紹介があり、それは何をするための道具なのかを、参加者の子どもたちと一緒に考えました。

目の見えない人の生活を実感しよう!

目の見えない人が日常生活で類似するものを見分ける場合、どんなことに気を付けているのでしょうか?トークショーの後にはアイマスクをつけてポイント地点まで歩き、そこで類似する二つのものを区別するレクリエーションを行いました。シャンプーとリンス、牛乳パックとオレンジジュース、100円玉と10円玉。弱視である笠本選手はすぐに違いに気づきましたが、参加者の子どもたちやご両親は苦戦している様子でした。目の見えない状態で歩く怖さとともに、目の見えない人の生活に対する工夫を知ることができたレクリエーションでした。

「する」だけでなく振り返る機会を

その後も、子供も大人も車いすの人も共に行う風船バレーや、おしりをつけて歩くリレーを行い、多くのアダプテッドスポーツ(※)に親しむことができました。その中で、より多くの人が一緒にスポーツを楽しむための工夫を考えるようになりました。そして最後に、このイベントで気づいたことや学んだことをそれぞれが文章にまとめ、自分を振り返る機会にしていました。

※アダプテッドスポーツとは、心身に障害をもつ人や、高齢者・子供などが参加・競技できるように、ルールや用具などを適合させたスポーツの総称です。

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