地震工学研究室

立命館大学 理工学部 都市システム工学科

前へ
次へ

社会基盤施設の地震防災

 人の命を守るのは工学の重要な使命です。この研究室では、地震など自然災害から人や町、さらには文化を守るための研究をしています。

 例えば、橋は私たちの生活を支える重要な社会基盤の一つです。もし壊れると物流が滞り、日常生活に大きな影響を与えるのみならず、災害復旧の遅れにもつながります。地震の揺れだけではなく、津波や洪水に対しても安全な橋を造る必要があり、そのための実験や数値解析を行っています。

  • girder

    橋桁に作用する波の実験

    津波が来襲した際、橋桁にどのような力が作用し、またその力を軽減するためにはどのような対策を施せばよいのか、実験で明らかにします。

  • pier

    橋脚に作用する波の数値解析

    実験結果をコンピュータで精度よく再現することができれば、実験することのできないケースについても、数値解析で検討することができます。

橋と文化

 橋には文化的な側面もあります。橋という言葉は、人と人、地域と地域、国と国をつなぐ象徴的な意味でも使われます。古い橋、新しい橋、単純な橋、複雑な橋、普段何気なく通っている橋にも、それぞれの歴史があります。橋を守るための研究も重要な課題の一つです。

  • Gyoja bridge

    行者橋(京都)

  • Suiro-kaku bridge

    水路閣(京都)

  • Karahashi bridge

    瀬田の唐橋(滋賀)

  • Akashi kaikyo bridge

    明石海峡大橋(兵庫)

自然災害による橋の被害

 地震によって被災すると、その早期復旧が大きな課題になります。2016年熊本地震では通潤橋の漏水被害が発生しました。通潤橋の保守には、地域が守ってきた文化的な意味もあります。観光資源としても重要な橋です。国土を守る防災から始まり、人を守り、さらに文化や環境をも守る防災へと発展していくことが、これからの防災に求められています。

  • fault

    熊本地震による地表面断層

  • Tsujun bridge

    被災した通潤橋

 また、洪水によっても多くの橋が流されています。近年、雨の降り方が以前とは大きく変わり、局所的に激しく降るようになりました。設計では想定していなかったような大量の水や土砂や木が流されてきて橋を押し流す被害が続出しています。橋の耐震設計では世界のトップレベルの技術を持つようになった日本も、洪水対策ではまだまだ不十分なことが多いのです。

  • Youkaichi bridge

    兵庫県丹波市の八日市橋(2014)

  • Kagetsugawa bridge

    大分県日田市の花月川橋梁(2017)

研究室の連絡先

〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1
立命館大学 理工学部 都市システム工学科
Tel. 077-561-2666 (学科事務室)
場所:トリシア 2階(5階建ての建物)  この地図の39番
メール:izuno[a]se.ritsumei.ac.jp ([a]を@に)

リンク

Ritsumeikan University
ページのトップへ戻る