実用ドイツ語教室(第12回)

モールゲン (morgen)

 ドイツでは「朝」と「あした」が同じです。「グーテンモールゲン(Guten Morgen)」これはおはようです。「またモールゲンね!(bis morgen!)」これはあしたです。きょうの朝、これはいい。きのうの朝、ふむふむ。あしたの晩、うーん晩でよかった。(もういいよ。)
 きたきた「あしたの朝」「モールゲンモールゲン」ややこしい。おいおいせめて「モールゲンのモールゲン」似たようなもんか。おっ、あった「モールゲンス(morgens)」ん?「モールギック(morgig)」???ううううーーーー。あしたという日が無いでなし。(あるのかないのかー。)
「モールゲンフリュー(morgen frueh)(あしたの朝早く)」
早くなかったら...?朝早くは?
注)「あしたという日が無いでなし。(Morgen ist auch ein Tag.)」は(たぶんドイツの)ことわざです。

イメヒテ (Ich moechte)

 ひさしぶりの便利な言葉シリーズでえす。まず「ダス(das)」をつけたしましょう。何かほしいとき、買うときとか、注文するときとか。「イメヒテー」とのばして「ちょっとまって今考えるからー」、「ダス」で指をさします。「これ」が手に入ります。(このあとねだんとか言われるのでこまるけど。レジに出る数字をのぞきこみます。)
 次は首のたてふりです。うんうんって。「イメヒテ」で、これをやれば相手がカンがよければ戸をあけてくれたり、トイレを案内してくれたりします。私のまわりにはカンのよい人が多くてたすかっています。
「イメヒテ(ちょっと暗いんだけどスイッチどこかなあ。)」
注)手振り、指さし、表情などめいっぱい使ってください。ちゃんと明るくしてくれましたよ。

E.L. (Essloeffel)

 略語です。これに限らずたくさんあります。辞書にのっているならたすかりますが、たすからないときも多々あります。
 これは調理方法に出てきたので、「たぶんそうじゃないかな」という推さつはできますが、私の辞書にはのっていませんでした。スプーンで1杯、2杯ってやつで、日本の「大さじ」くらいでいいみたい。
 日本でも略しますよね。まえ(いまも?)NHKで小林克也(←知っているよね)が外国人に日本語を教える番組があって、略語のハナシ。「月水金」「キムタク」はよかったとして「コバカツ」?アシスタントの人が「ほんとに言うんですか?」とつっこんだやりとり、笑えたなあ。NHKは100%台本だっていうけど、あれはちがうんじゃないかって思える。
 E.L.は念のためドイツ人にたしかめたけど...言うんじゃなかった。
「E.L.?(えっ、おまえが料理するのか?)」ほっとけよ。

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