実用ドイツ語教室(第13回)

ニコラウス (Nikolaus)

 人の名前ですが、世界で有名な人です。ドイツでは別に「クリスマスのおっさん(Weihnachtsmann)」という言い方もあるようです。(マン=おっさんはむりある?)
 こっちに来て、日本でも聞いた名前をよく耳にします。クララ(前出クラーガ)いるいる、ブリジッテうんうん。セバスチャン、もちろんペーター、うーんチネッテは...ヨーゼフはそういう橋があった。えっバブジ?へえバンビーナなんだ。そういえばティーナっていうクリスティーナがいたなあ。キキっていうカタリンも。(ただし彼女はハンガリー人)
 しかしぜんぜん覚わらない、かいてもらってもよめないっていう名前もあってたいへんです。こっちではあいさつのとき名前を呼ぶのがフツーのようなので。うー、覚えられない。
あっ「ハロー、ニコラウス!(彼は呼びやすい。サンタでないニコラウスもいます。)」
注)後に知ったのですが、どうも聖ニコラウスさんとサンタは別の人のようです。

シュロス (Schloss)

 ドイツには、だれがつけたのか、なんとかかんとか街道ってのがいつくかあります。ドイツ人にきいても「どこだ?」というのが多いようです。日本の旅行会社がしかけてんのか?フュッセンに行く道には看板がでてたなあ。
 「古城街道」ってのがあるそうです。どこからどこかは知りませんが、ハイデルベルクの近くはとおっているみたい。「古城ホテル」ってのがあるようです。「お城のホテル!わあーなんてロマンチックうー。」「湖ー上のけーむりー。」昔は城だったのを改装してホテルにしているようです。意外に安い。...安い。「シュロスなんたら」って名前だったかな。
 「安い」ねえ。あまり泊まりたくないなあ。だって昔、「城」でしょ。いくら改装したといってもねえ。だから安いのかなあ。場所も不便のようだし。えーでも、城は高いところにあることが多いので、みはらしはいいかもしれません。泊まったことある方、どんなだったか教えてください。
「シュロス(城=錠...牢屋ってこと?)」

ホッホドイッチ (Hochdeutsch)

 ドイッチ(Deutsch)は「ドイツ語」のはずです。「ドイッチェ(Deutsche)」というのもあるようですが、どうちがうのか、わかりません。「女ドイツ人」もドイッチェでいいと思います。「ホッホ」...楽しそうですね。
 おとなりのオランダを「ニーダーランデ(Niederlande)」と言ったりします。英語に似てますね。ニーダーが「低」、ラントが「地」で「低地」。そう、オランダはあの少年がどてに手をつっこまなかったら海の底になっているはずの「低地」です。これにくらべるとドイツは「高地」です。シーボルトが「わしゃ高地オランダからきたんじゃ。」と古き日本人をだました、その高地です。アンデス人やヒマラヤ人には「どこが高地か!」でしょうが、まあよい。
 で、単に地理上の「高地ドイツの言葉」と思っていたのですが、セバスチャン(前出こてこてバイエルン人)が言うんです。「でーがくに行っとるようなのが使こうちょる言葉じゃけ。(←どこのことば?)」うーん、ひょっとしたら意味が深いのかも。でーがく=「高」って日本だけじゃないの?ドイツはもっと?じゃニーダーラントはどうなるのか。オランダ人、別におこってないみたいだし。うーん。私の辞書には...。
「ホッホドイッチ(標準ドイツ語)」

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