実用ドイツ語教室(第20回)

デルフリ村 (Heidi Doerfli)

 ハイジの村に行ってきました。しかしここも日本人が多い。ラガーツの温泉(Bad Ragaz)駅のとなり、マイエンフェルト(Maienfeld)の駅を降りるといきなり「ハイジとペーターの里へようこそ!」と日本語の歓迎。そこから少し山に向かうと「ハイジ村(Heidi Dorf)」というのがある。お気づきですか。デルフリって村っていうこと。現地の看板とパンフレットを見て気が付いた。それまでは「デルフリ村ってどこだろう?」と思っていた。うまいこと訳したもんだ。
 ハイジの道ってのがあって、山の家に行ける。おんじがいた。愛想が良かった。かたことの日本語を話す。足腰に自信があって、牛や馬のふんをもろともせず、そこらをうろつく牛を恐れない...それができればあなたも山の家へどうぞ。景色がすごくよかった。
「デルフリ村(続けて観光ガイドって?)」

ヴァイエンステファン (Weihenstephan)

 ドイツ語教室ですよね、これ。ミュンヘン郊外にフライジング(Freising)という町がある。ここに世界最古(公式な記録として)のビール醸造所がある。他にチーズや牛乳も作っている。州立らしい。つまりお役所である。ミュンヘン工科大学の研究所でもある。...といろいろ続くこのブランド。なにはともあれ、晴天の下で飲むビールはうまいのだ。「オバツダ(Obatzda)とドゥンケレス・ヴァイスビア(dunkeles Weissbier)!あとでまとめて払うからつけといてね。」うーん、やっぱバイエルンじゃのう。ホフブロイハウスとは一味ちがうよさ、かな。ホフブロイのヴァイスビアは、ヴァイエンステファンがつくっているらしいですが。
「ヴァイエンステファン(観光ガイドですよね、これ。)」
おまけ)要冷蔵のヴァイエンステファンチーズを日本へのお土産に買ったあなた。どうでした?検疫で没収?そのほうが良かったかも。

アモクロイファー (Amoklaeufer)

 私は、精神状態が異常なときに犯した罪が軽くなる法律が嫌いです。大阪の事件はこっちでもニュースや新聞で報道されました。思いは一層です。
 いま、パールハーバーとかいう映画がはやっているようです。ポール(亜米利加人)が、「日本、アテンテーター(Attentaeter)」とかごちゃごちゃ言っていると、ドイツ語の先生が、「いい間違いね。こういうときは、アングライファー(Angreifer)よ。」って。うーん、これが上級コース(Kurs fuer Fortgeschrittene)か。
 横でスペイン人が「ただのラブストーリー(Liebesgeschichte)だ。」と。うんうん。
「アモクロイファー(日本も嫌な国になってきたのかな?戦争ってのも精神異常な状態になるのかな。)」

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