実用ドイツ語教室(第24回)

ヒポフェラインズバンク (Hypo- Vereinsbank)

 まだ出張でミュンヘンに来ているころ、CITI-BANKのカードは便利でした。ところがこのカード、ドイツ銀行(Deutsche Bank)との相性がとても悪い。お金がおろせないのです(当時)、何故か。CBに電話で聞いても、原因不明。ということでミュンヘンでヒポ銀行、やたらあちこちにあります。ここではCBのカードが使えるのです。おかげで助かりました。
 どうもドイツ指折りの大手銀行らしい。ミュンヘンではめずらしい近代的高層ビルを、アラベラパルク(Arabellapark;ミュンヘンのビジネスパーク)に持っている。大学のいちばん近くにはこの銀行の支店がある。こっちに住むことになって、ここに口座をつくった。ECカードもくれた。窓口のお姉さんが、愛想がいい。奇妙な営業担当(英語しかわからない客の対応も担当)のアメリカ人がいる。彼のおかげで、ユーロの投資(ただし元金保証)に手をだしてしまった。
「ヒポフェラインズバンク(ドイツで愛想のいい窓口って、まずないですよ。)」
注)縁あってか、今ここの依頼の開発を引き受けている。

ピピ (Pipi)

 Pimmel, Muschi。この手の言葉は、ドイツ語の授業とかでは教わりません。なかなか人にきくこともできません。こんなん、辞書に載ってる?
「ピピ(ちんちん、おしっこ)」
注)「ポポ=おけつ」ぐらいは辞書に載るかな。

ドゥツェン (duzen)

 ドイツ語クラスももうすぐ夏休みで1クルーおわり。「どうだった?」「ドイツ語って難しいよ。」「じゃ、どこが難しいか説明して、メルセデス?」「やっぱ名詞の性かなあ。」「ドイツ人には、ちがうとなにか違和感あるのよね。他に、ブライアン?(←なぜか彼はよくあたる。)」「Jo、Jo」「おっとそれは訛ってるわね。はい、それで?」「ドゥツェンがよく解からないです。」「あっそう。なにドリーナ?」「ドゥツェンて言葉、聞いた事ないんだけど?」「ドゥ(du)で呼び合うってことよ。」彼女に限らずドイツ語ガンガン話しながら、ちょっとした単語を知らなかったりする。しかしドイツ語の何が難しいって聞かれて、ドゥツェンかよ。上級だなあ。
 でもたしかに慣れません。日本ってよっぽど親しくないと名前(苗字でないほう)で呼ばないもんなあ。「ズィーツェン(siezen)」ってのもあるようです。
 そいで、ただわけもわからず出てただけで「受講証明」をもらいました。「ここにあなたのドイツ語クラスの受講...中級コース...」あれ、中級コース(Mittelstufenkenntnisse)?上級でなかったの?あれ???ほんとうにわけもわからず?まあとにかく半期修了。めでたし。
「ドゥツェン(あなたぁ、きみぃ、おーい、ねえねえ...などで呼び合うこと。)」
注)親しさをあらわすようです。

第25回へ
ホームへ戻る
第23回へ