実用ドイツ語教室(第30回)

トラバンテ (Trabante)

 はじめてブダペストに行った。城壁に囲まれた高台にのぼった。街をみわたせる。ここだけで満喫。暑かったので洞窟は助かった。観光はこれくらい。
 トラバンテはたしかドイツ車だったと思う。けっこうかわいいくるま。けど、ミュンヘンではめったに見ることがない。ロールスロイスかトラバンテか(ずいぶん違うな)。これがブダペストではびゅんびゅん走っている。道路わきにも何台もとめてある。これを思うとミュンヘンって新車ばっかりだな。
 思わず駐車している1台に引き込まれるように近づいた。どんな音がするんだろう。わくわく。その音は、最新の軽量素材のそれに劣らぬ...うんぬん。
「トラバンテ(やっぱりたたいてみたくなるくるま)」
注)ボディが紙製とかいうのだが?トラバント(Trabant)は、衛星とかとりまきとか。eをつけて愛称っぽくしたのかな?今も造ってるんだろうか?

イン・オードヌング (in Ordnung)

 頼まれごと。これを断らない時。いつも「ヤー、ゲルン(Ja! gern)」とか「ゲルネ(Gerne)」とかやっていた。めんどうだから、というのは言い訳で、語彙がないから。でも快諾でないときも多々ある。これらは相手には良い印象を与えるが、「いつも快く引き受けてくれるから頼みやすい」ようなふうにとられている気もする。ミット・フェアグニューゲン(mit Vergnuegen)。ああ言いにくい。聞いたこともないぞ。えっ、これも快諾の意味?じゃあアインフェアスタンデン(Einverstanden)は???
 フォンミアアオス(von mir aus) は実際に聞いたことがあります。これは言い方でうまく使えるようです。ニコニコ言えば快諾。普通に言えば「別にいいよ」ってなぐらい。そいでいよいよタイトル...イン・オードヌング。「らじゃ(了解)」ってことのようですが、必ず「えっ」て聞き返されます。つまりそういう場面ではあまりなじみのない言葉なのか、なにか使い方にコツが要りそうなのです。わたしの発音の問題って?真偽をちゃんと調べときなさい。らじゃ。
「イン・オードヌング(ハイケがドイツ語テレビでさらっと使ってたのになあ。それと「らじゃ」ってだれが使ってたんだっけ?)」
注)わたしの周囲では「ヤーヴォール(Jawohl)」なんてのがはやってます。セバスチャンのせいか?

カイネ・ゾルゲ (Keine Sorge)

 スマイリー・タカダ「なーんにも心配ない!」(だれそれって?だめだねえ、こんな有名人を。)
 この意味にカイネ・ゾルゲとか、カイネ・アングスト(Keine Angst)とかいうのがあるようです。「ゾルゲ」ってたしかなんかの怪人の名前だったような。それで覚えやすい。まあ、どっちでも似たような意味だろうって思っていたんですが、先日、その違いについて説明をうけましたので、皆様にもお伝えします。ってかあ。
「カイネ・ゾルゲ(実は「必ずそうなる」と言っている。)」
注)けど「大丈夫、乗り切れるよ!」っていうふうに、これを使うようです。カイネ・アングストは、「きっと何もおこらないよ!」ってとき。(あってんのかな?)

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