実用ドイツ語教室(第42回)

すぐ来るよ! (Komm gleich!)

 まわりには日本語のできるドイツ人が結構いる。「スグソコニキマス。」って、みんな言う。間違いかな?
 これ、日本が自分中心、こっちは話し相手が中心という違い。
「コム・ゲライヒ(すぐそこに行くよ!)」
注)反対に「Ich gehe gleich!」なんてやってあとを追いかけると、「どっか行くんじゃなかったのか?」と言われるわけです。英語でもそうでしょうか。

ショガナイ (Schoganai)

 外来語です。日本からです。まだ辞書には載らないでしょう。まわりで数人が使っているだけですから。でも便利そうに使ってますよ。本来ドイツ語ではなんていうんだろうか。
 でもこの言葉、実は深い意味があるよね、いろいろ。「しょうがないなあ、やってやるか。」とか、「しょうがないやつだなあ。」とか、「やりたくてしょうがない」とか、「ほんなん、あったってしょうがないやろ。」とか。
「ショガナイ(「ほかにやりようがないじゃないか。」という意味で、みなさん使っておられます。)」

歩く (gehen)

 「歩く(walk)」って調べたら、gehen, laufen, spazieren, wandernが出てきた。順に「行く」「走る」「散歩する」「ハイキングする」かな。ほかにwandeln「散策する」, treten「歩む」とか。tretenなんて単に「歩く」って感じにいちばんよさそうなのに、あまり見かけない。「踏み込む(pedal)」とか「ける(kick)」なんて感じか。schreitenなんてのもあるなあ。
 なんで普通に「歩く」って言葉、ないんだろう。
「ツー・フース・ゲーエン(zu Fuss gehen)(足で行く。)=たしかに」

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