実用ドイツ語教室(第9回)

ライダー (leider)

 仮面ライダー(古い)のライダーは「ガイター(Reiter)」(日本弁ライター)でいいかな。オートバイだから「フ(唇をかむ)ァーラー(Fahrer)」なんでしょうか。(ぜったい仮面ライダー出ると思った?仮面ライダーって、なにそれ?うっ)で、これも割合便利な言葉でしょう。
 こっちは見るからに「よそもん」ってふうでも、道をきかれます。旅行なんかだったら、そもそもこっちが道をききたいぐらい。わかんないですよね。道でなくても、わかんなかったら「ライダー」で、むこうはひきさがります。首を横に振れば(これは日本と同じ意味かな)なお、はっきりします。おこったりもされません。おこるはずないです。「こんな私に道をきいてしまって、何もわからなくて手間だけとって、そんなあなたを気の毒に思います。」というニュアンスの相手をおもうとっても暖かい言葉だと私は思っています。これに「私は悪くないのよん。」という意味を加える本をみたことがありますが、この言葉にそこまでの含みがあるようには感じません。単に「私はそう思います。」と。
 で、謝る言葉はいくつかありますが、長くて覚えにくいです。へたに覚えなくていいかも。むこうがおこっているようでも、とりあえず、
「ライダー(わしゃ右も左もまったくわからん)」でどう?

ガンツ (ganz)

 これもよく耳にするなあ。あと「ゲナーウ(genau)」とか。あわせて「ガンツゲナーウ(ganz genau)」とか。まったくそのとおり!!この「まったく」にあたるのかなあ。とにかく「うしろの言葉を強める」と思っていた私は、言いやすいこともあって、やたら(ドイツ人のまねをしているつもりで)ガンツガンツやっていました。とっても美しい。ガンツ美しい(ganz schoen)。なんとガンツガンツ美しいまで。ガンツ良し(ganz gut)もよく使ったなあ。
 ある日ドイツ語の先生がおしえてくれました。ガンツ美しいは、まあそこそこ美しい程度だったそうです。じゃ、ガンツガンツ美しいは?でも今回の、ドイツ語をまだ知らないヒトでもわかるのかなあ。
「ガンツわからない?(まったくわからない。)」
注)この訳は、まあそんなにまちがってないと思いますが。

ゲリーベン (gerieben)

 うっ、とうとう下ネタか。ネタつきたか。まだまだいきまっせー。
 イッヒ フンバルト デル ゲリーベン。これドイツ語らしきなのは「イッヒ(ich)」だけです。「麻布十番」がフランス語みたいなもん?「ゲリーベン」はチーズのフクロに書いてありました。食ったら...(さむい)。
 で、このハナシはこれ以上フクラマないので、ほんとうに下ネタにいくかなあ。外国語って、なかなかこのテの言葉、教わりにくい。外国人もよその国の言葉でごまかすみたい。それともいまどきあんまりはずかしがらないのかなあ。
 真顔できいたらおもしろい?大声で言ってみよう。「フィック(fick)」「フルツ(Furz)」「シャイセ(Scheisse)」「ブム(bums)」意味わかんないのでぜんぜん平気。
「ドゥルヒファール(Durchfall)(ゲリーベン)」
注)今回はたいへん失礼しました。

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