2022111

『震源での物理学研究室』の卒業研究

 

2015/10-31-11/3 国際科学掘削科学研究集会

注意:来年度の小笠原研卒研生で、大学院進学を希望する人は、進学先を学内外の別研究室にせねばなりません。

 

来年度の体制 教授:小笠原宏(20243月退職)

M2: 大場・小川・藤田、卒研生。

 

研究協力機関:日本は東北大・阪大・京大・東大・高知大・北大など。世界は南アや欧米豪インドなど研究機関、南アの金鉱山の皆さん(左の写真参照)。

 

研究分野・対象:地殻物理学・構造地質学・岩盤力学・誘発地震(・地球微生物学)。

 

 

小笠原研での研究像 南アフリカ(以下南ア)の金鉱山での地震研究を1992年から行っています。2016831日に、地下13 kmから、M5.5, 3.5, 2.8の震源断層を掘削する計画が、UNESCOをリエゾンメンバーに持つ国際科学研究支援組織、国際陸上科学掘削プログラム(ICDPhttp://www.icdp-online.org/home/)によって採択されました。小笠原が代表者です。2019年度まで、南ア・米独スイス仏インド豪イスラエルなどの研究者と、誰もやったことがない地震発生帯掘削精査に成功しました(ICDP 2018年次報告参照)Science講談社ブルーバックスのWebも参照。これらが行われているのは、世界で最も深い鉱山Top10 (2013911日現在) http://www.mining-technology.com/features/feature-top-ten-deepest-mines-world-south-africa/ のうちの4つの南アの金鉱山(最深地下3.4km)です。http://www.icdp-online.org/projects/world/africa/orkney-s-africa/details/ Daily Newsで、どんな人が何をやっているかを見て下さい。最近はマントル起源の板状マグマ貫入体が水で腐ったものと地震活動や微生物活動との関係を調べることに注力しています。昨年度は、研究室全員で高知コアセンターにおいて10日間泊まり込みで岩石分析をすることができました。今年度は、はやぶさで有名な土山先生に岩石分析の直接指導いただくこともできました。来年度は皆さんと総仕上げをしたいと思います。 岩石実験や計算機での地震観測データ処理や数理地震学などは川方研をお奨めします。

 

小笠原が希望する卒研生像 世界の人達と南アの地震やその発生場を研究したい人を歓迎します。来年度は研究予算とコロナの状況がわからないので、2020-2022年度同様南ア渡航がゼロかも知れません。

 

卒研仮配属選考について 成績や英語力(TOEFL/TOEIC)、MATLABの予習度、読んだり見たりして欲しいメディアやWeb情報接触度、読書感想文などを点数化し、上位から受け入れます。詳細は、スケジュールのホームページを参照して下さい。このpdf文書は,QRコードから入手できます。