イベント&ニュース

Events & News

20240110第1報_令和6年能登半島地震のボランティアの参加を考えている学生・院生の皆さんへ

20240110第1報
PDF
20240110第1報_令和6年能登半島地震のボランティアの参加を考えている学生・院生の皆さんへ

令和6年能登半島地震のボランティアの参加を考えている学生・院生の皆さんへ

2024110日、第1報)

このたびの令和6年能登半島地震により犠牲となった方々とそのご遺族の皆さまに深い哀悼の意を表します。また学校法人立命館および立命館大学では、1月2日に仲谷善雄総長により、以下のお見舞い文が出されていますので、合わせてご案内申しあげます。
 能登半島地震へのお見舞い
https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=3497 

立命館大学ではボランティア活動の窓口をサービスラーニングセンターが担っています。
微力でも何か支えになりたい、という思いを抱いている方から、いくつかの相談も寄せられています。
ただし、半島部で発生した激甚災害ということもあって、特に奥能登へと続く道路の寸断は救急救命や復旧に多くの困難をもたらしています。
そのため、現在(1月10日)もまだ、行方不明者の捜索が懸命に行われています。 

そのため、令和6年能登半島地震のボランティアの参加を考えている学生・院生の皆さんには、以下の点について受け止めていただき、長きにわたる復興への支援のため、微力でも一人ひとりの思いや力が現地の支えになることを願っています。
なお、相談や提案がある場合には、各キャンパスのサービスラーニングセンターに気軽にお寄せください。 

1)現地に駆けつけたい場合

水害などはいち早く現地に駆けつけて、泥水のかき出しなどが必要とされますが、地震による災害の場合は、余震への注意が必要であると共に、ライフラインの復旧作業を阻害しないことが被災された方々の生活再建への支援になることから、すぐには駆けつけないことも支援の選択肢の一つとなります。
もちろん、微力でも貢献したい人も多いと思われるものの、自治体が設置する災害ボランティアセンター、また災害救援ボランティアを専門とする各種の民間団体でも、現時点では一般のボランティアの参加を受け入れていません。
そのため、被害状況だけでなく支援活動の情報も収集いただきながら、いわゆる「スーパーボランティア」と呼ばれる活動スタイルのように個人で奮闘する方も含め、現在は知識と経験に基づいた活動が展開されている時期であることを踏まえて、現地に個人およびグループで駆けつけるのは現時点では控えてください。

2)募金活動を始めたい場合

募金には「被災された方々を支える」ための「義援金(義捐金)」と、「支援者を支援する」ための「支援金」の2種類があります。
募金活動を始める場合には、募金に協力いただく方々の思いに反する結果とならないよう、その募金の趣旨・目的を明確にしてから始めましょう。
募金活動を始めたいが集めた募金の提供先を定められないなど、個人もしくは団体・グループとして募金活動を行いたい場合には、活動を始める前にサービスラーニングセンターに相談してください。
なお、活動時に立命館大学の腕章などを貸与することもできますので、趣旨・目的が明確な場合も、サービスラーニングセンターに報告や連絡いただけることを願っています。

3)長期的な活動を計画したい場合

これから長い春休みを迎えるため、個人・グループで、またグループどうしの連携で、さらには大学を横断して、リレー形式などでのボランティア活動を計画する方もいるでしょう。
その場合、現地の活動パートナーとの連携や、独自の拠点の整備のもとで進められると思われます。
ただし、そうした場合、支えたい思いが空回りし、支援者側が高いストレスで活動がままならなくなる、また非常時ゆえに冷静な判断が至らずに思いもよらないトラブルに身を置くことになることさえ危惧されます。
少なくとも、「その日」に備えるため、先ほど挙げたような情報収集の他、活動の仲間を募る、過去の事例の勉強会を行う、といった準備に注力してみてはいかがでしょうか?
その他、予め「ボランティア保険に加入しておく」ことも現時点においてできる準備の一つです。

社会福祉法人全国社会福祉協議会の該当ページから加入手続きを行うこともできますので、以下にご案内します。
https://www.saigaivc.com/insurance/
(※加入料の支払いはクレジットカード決済のみ対応です。)

なお、立命館大学でも、今後、何らかの支援活動を展開していきます。
したがって、現地に駆けつけたい人を主な対象として、サービスラーニングセンター長により、以下のZoomミーティングにて「知恵絞り会」を複数回開催します。
まずは4回(1月15日、1月22日、1月29日、2月5日)、毎週月曜日の16:30〜17:30に定例で開催します。予約不要、入退室自由ですので、気軽に参加ください。 

パスコード: noto 

最後に、学生・院生はもちろん、このお知らせをご覧いただいている全ての方へ、以下に大学が発行する「防災ガイド」と、2018年の大阪北部地震を契機に検討・作成された「障害学生等の災害時対応ハンドブック」の情報を共有します。
特に「障害学生等の災害時対応ハンドブック」では、2016年の「平成28年熊本地震」の際の熊本学園大学での福祉避難所の開設や運営に携わった吉村千恵先生の監修のもと、「個別避難計画」の大切さが解説されていますので、「まさか」のときの最適な行動を「つねに」考えていく上での参考にしてみてください。 

立命館大学防災ガイド
https://www.ritsumei.ac.jp/disaster/ 
障害学生等の災害時対応ハンドブック(立命館大学障害学生支援室、2020年3月・第2版)
https://www.ritsumei.ac.jp/drc/common/file/publication/saigaijitaiou-handbook.pdf
<テキストデータ版は以下で提供されています>
https://www.ritsumei.ac.jp/drc/publications/pdf/saigaijitaiou-handbook.txt

それぞれが自分のいのちを守る、そして災害時に助かったいのちが失われることのないよう、適切な避難行動のため、避難生活が長期化した場合のため、それぞれに事前から備えを行ってください。

<ボランティアに関する大学内の相談・問合せ窓口>
◎衣笠キャンパス/朱雀キャンパスの方
サービスラーニングセンター(衣笠)有心館1階 電話:075-465-1952
◎びわこくさつキャンパスの方
サービスラーニングセンター(BKC)アドセミナリオ1階 電話:077-561-5910
◎大阪いばらきキャンパスの方
サービスラーニングセンター(OIC)A棟1階AN事務室  電話:072-665-2195

 <災害ボランティアセンター/ボランティア募集情報>※随時情報が更新されます。
全国社会福祉協議会 被災地支援・災害ボランティア情報  https://www.saigaivc.com/
京都市災害ボランティアセンター http://ksvc.jp/
京都府災害ボランティアセンター http://fu-saigai-v.jp/
滋賀県災害ボランティアセンター https://www.facebook.com/shiga.saigaivc/

 <関連する本学の情報>
◆立命館災害復興支援室  https://www.ritsumei.ac.jp/fukkor/

災害復興支援|お知らせ
  1. イベント&ニュース
  2. 20240110第1報_令和6年能登半島地震のボランティアの参加を考えている学生・院生の皆さんへ