2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第12回講義が開講されました!

Posted on 2012.01.06

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
ネット文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本
芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3つの
団体の寄附から成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員
教授のコーディネートによって、コンテンツ産業界の最前線
で活躍されている方々をゲスト講師として招聘するリレー
形式の講義です。
この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした
文化・産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代
の方向性を研究することを課題としており、コンテンツ
ビジネスやエンタテインメントビジネスに関心を持つ多くの
学生が受講しています。

12月14日(水)に行われた第12回講義では、ITビジネスの
企業家であり、データセクション株式会社の取締役会長として
様々な場で活躍する橋本大也氏をお招きし、ネット時代の
読書について講義が行われました。

12-1RIMG0017.JPG

<データセクション株式会社取締役会長 橋本 大也 氏>

 

講義では、ネット時代における読書環境の変化について、
テクノロジー・カルチャー・ビジネスの3つの観点から
分かりやすく説明していただきました。単にテキストを
デジタル化しただけでなく、新しいメディアの形として開発
されている電子書籍について、最新の読書方法を多数ご紹介
いただき、学生に電子書籍の魅力や奥の深さ、そして読書
体験を共有するソーシャル・リーディングの可能性をお伝え
いただきました。また、本との関わり方や出会い方の変化に
ついても様々な角度からお話しいただき、学生に幅広い知識
と考え方を示していただきました。

12-2RIMG0060.JPG

さらに、今後の電子出版とコンテンツ産業の可能性について
詳しく解説いただき、学生は出版ビジネスについて新たな視点
で考えることを学びました。最後には、情報の溢れるネット
時代において、「じっくり深く考えること」や「むさぼるように
情報を収集し向き合うこと」が重要なポイントであることを
強く学生に訴えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

このページの上部へ