学生自身がコーディネートした学びの旅:ベトナム・ホーチミン市へ

Posted on 2017.09.08

 3回生「専門演習」1Aクラス(現代社会専攻・ダブルメ
ジャーゼミ)では、学びの大きな主題として、「社会経
済システムの国際比較」を掲げており、そのアクティブ
・ラーニングの一環として、例年、ゼミに所属する学生
自身が主体的に訪問国を選定し、現地での訪問先も選択
・依頼、そして具体的な質問項目を作成して当日のヒア
リングに臨む形での、海外現地に所在する企業などへの
調査を夏季休暇中に取り組んでいます。3度目となる今年
は、ベトナム・ホーチミン市を訪問し、8月28日~30日の
3日間に渡って全13箇所で実施しました。加えて、現地の
方のご厚意で、立命館大学OBの方も加わり、企業の方々
とより親しく会食する機会にも恵まれました。



<「清水建設株式会社」のご厚意で建設中のホーチミン
市地下鉄工事現場を見学する様子>



以下は、今回の研修に参加した18人の学生からの生の声
の一部です。
 「企業訪問や工場見学という貴重な体験ができたこと
に加え、滞在するうちに異なる文化にも慣れ、話す言語
は違っても、(ベトナムの人とも)通じあえる面がある
ことを実感できました」
 「ベトナムにおける日系企業の重要性とベトナムの今
後のさらなる発展を実感しました」
 「行きたい国から訪問させてもらう企業まで自分たち
で協力して考え、頭をフルに使い、今後経験できないよ
うな価値ある研修になりました。また、ゼミの団結力と
計画性、そしてメリハリある行動力が身につき、有意義
な時間を過ごせました」
 「今まで海外で働く方から直接お話を伺うことや、様
々な企業を訪問し質問する経験もなかったので、意義あ
る研修でした」
 「(今回の研修で)自分自身、知識不足を切に感じた
ので、今後より勉学に精を出そうと思う」
 「今回初めての海外ということで全てが未知の世界で
不安でしたが、結果的に参加して良かった」
 「(日常の)大学生活では体験し難い数々の貴重な体
験を詰め込んだ濃い3日間でした」



<「THREE BAMBI Vietnam co. ltd., 」前にて>


<「みずほ銀行」ホーチミン支店での質疑応答の様子>
 

 引率教員としては、参加した学生それぞれが今回の旅
で得た「体験」や「思い」を、残りの大学生活での研究
・学びでは勿論のこと、日々の生活や今後の進路選択に
も役立てることで、より大きく成長していくことを願っ
ています。最後になりますが、突然の学生の訪問を快く
お受け頂いた写真掲載3箇所及び、以下順不同に、H.I.S.
 、三菱商事、三菱東京UFJ銀行、前田建設株式会社・
MAEDA Vietnam、NTTコミュニケーションズ、サイゴン証
券、ミズノ、Nidec Tosok Vietnam co. ltd.、Family
Mart Vietnamの皆様に、この場を借りて改めて一言御礼
を申し上げる次第です。

文責・担当指導教員:現代社会専攻 江口友朗 准教授


ウィルチェアーラグビーサポートプロジェクトの紹介

Posted on 2017.08.22

産業社会学部は、現代社会の諸課題や問題を理解し、
解決することをポリシーとしており、さまざまなプ
ロジェクト型学修が展開しています。今年から新た
に立ちあがったのが本プロジェクトであり、これは
余暇・スポーツの側面から共生社会やインクルーシ
ブ社会の在り方を問おうと、学生が主体となって9月
23・24日に第19回ウィルチェアーラグビー日本選手
権大会予選リーグAを立命館大学大阪いばらきキャン
パスで開催するものです。
ウィルチェアーラグビーとは四肢に障害を持つ人の
みがプレーでき、障害の重さによって点数分けが行
われることで男女や障害の度合いに関わらず参加で
きるスポーツであり、パラリンピックの公式種目に
もなっています。日本代表チームは、2016年のリオ
パラリンピックで銅メダルを獲得し、2020年に向け
て注目されています。競技名にはラグビーとありま
すが、バスケットボールやバレーボールなどの要素
も含まれており、バスケットボールと同じ大きさの
コートで、1チーム4人で行われます。
 


今回、9月の本大会の準備として、7月1・2日にウィ
ルチェアーラグビーのチームを招き、プレイベント
を企画運営しました。プレイベントでは総勢50人近
くの学生が、競技用車いすの搬入、案内、TO(Table
 Official)などを行い、選手たちが円滑にプレー
できるようにサポートしました。学生の多くはウィ
ルチェアーラグビーを見るのは初めてで、車いす同
士の激しいぶつかり合い、選手の華麗な車いす捌き
やボール捌きに圧倒されていました。また練習試合
の後には、選手、教員、学生で体育館フロアのタイ
ヤ痕や松ヤニの掃除をしました。四肢に障害を持つ
選手たちは握力が弱いためタイヤを扱いやすいよう
に松ヤニを使用しますが、松ヤニはどうしても床に
付着してしまいます。また華麗で力強い車いす捌き
は、フロアにタイヤ痕を残します。車いすでの競技
を行えば体育館は汚れてしまうので、掃除をしなけ
ればなりません。ここでは時間と体力が求められる
作業であったと同時に、ボランティアの重要性や障
害者スポーツを支える環境の問題を強く感じました。



他にもさまざまな課題が見つかりました。例えば、
私たち学生がウィルチェアーラグビー、障害者ス
ポーツについてあまり知識が無かったために、選
手との距離を感じたことが挙げられます。「もっ
と理解を深めれば選手たちにより良いサポートを
することができるのではないか」という意見がプ
レイベント後の反省会で上がり、後日障害者スポ
ーツについて皆で学ぶ機会を設けました。
本大会では、試合だけでなくウィルチェアーラグ
ビーの体験会やトークショーなど、ウィルチェア
ーラグビーをはじめとした障害者スポーツを楽し
みながら体験し、理解を深めていく地域交流イベ
ントも企画しています。また大会後には、そうし
た情報についてラジオを通して広く社会に発信す
る活動も行われます。今回のプレイベントで学ん
だことを生かし、障害者スポーツの発展に貢献で
きるよう準備を進めていきたいと思います。
 


文責
スポーツ社会専攻3回生 大川麗
スポーツ社会専攻 松島剛史 准教授

木田真理子氏のダンス・ワークショップ:スポーツ社会専攻

Posted on 2017.07.28

前期のテスト期間も終盤となりました。あと少しで夏季休暇
を迎えます。学生たちにとって、この長く自由な時間をいか
に過ごすのかということは、自身の成長に大きくかかわる大
切な問題であり、海外で積極的に活動してくる人も少なくあ
りません。
近年、国連の「ミレニアム開発目標」「持続可能な開発目標」
に基づく、スポーツを通じた開発と平和構築の取り組みなど、
スポーツのチカラで社会を活性化し開発する活動が国内外で
幅広くなされています。こうした取り組みは、スポーツ社会
専攻の教学と重なる点もあり、本専攻ではスポーツを現代社
会の諸課題の解決に貢献する手段・媒体・触媒として捉えた
教学を展開しています。その一つが「身体表現プロジェクト」
であり、これはオリンピックのような競技とも、教育の手段
としての体育とも異なる、身体文化の価値や意味に着目した
プロジェクトになります。特に、バレエ、コンテンポラリー・
ダンス、日本舞踊、民族舞踊等は、卓越や勝利、健康増進な
どを目的とするスポーツとは異なり、表現やコミュニケーショ
ン、スピリチュアルな意味、内省、身体への気づきといった
価値を持っており、これらは体育や競技とは違った影響を私
たちや社会に与えてくれています。




今回のワークショップは、学生たちがダンスを通じて身体活
動の多様性や身体感覚、自文化(自らの振る舞い・身体に刻
まれた慣習・伝統等)などについて理解を深めること、さら
にはそうした研究テーマを追求するきっかけになってほしい
という思いから、スウェーデンのストックホルムを拠点に世
界のダンスシーンでご活躍の木田真理子さんにご協力をいた
だき、開催したものです。当日6月1日は、金山千広ゼミと
松島ゼミの3回生が参加し、衣笠体育館でさまざまなワーク
を行いました。木田さんは、産業社会学部の卒業生であり、
2014年にはバレエ界のアカデミー賞と言われる「ブノワ賞」
を日本人で初めて受賞され、同年のノーベル賞晩餐会で披露
されたその踊りが世界中に配信されるなど、産業社会学部が
誇る卒業生のお一人です。そのような著名な方を前に、当初
は学生も緊張した様子でしたが、木田さんの巧みな誘導やワ
ークの数々に、次第に心身ともにほぐれたようでした。学生
からは、「自分のイメージ通りに身体が動かなかったり、身
体を動かそうとすると、イメージがぼやけてしまったり、自
分の体なのに、なんだかもどかしいというか、不思議だった」
「バレエをやっていたので、あこがれの人と同じ時間を過ご
せることに素直に感動した」などの声が寄せられました。当
日は、小澤亘先生も見学にお越しくださり、木田さんも懐か
しのゼミの先生とお会いし、喜びと同時に新たな刺激も受け
ておられたようでした。



文責:スポーツ社会専攻 松島 剛史 准教授

 

2017年度 西園寺記念奨学金・+R Challenge奨学金給付証書授与式

Posted on 2017.07.26

7月7日(金)に「西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)」
と「+R Challenge奨学金」の給付証書授与式が以学館
Visual Labで行われました。※奨学金制度については
記事の最後に紹介します。
産業社会学部では、51人の西園寺記念奨学生と4人の
+R Challenge奨学生が選ばれました。

授与式では、景井充副学部長より開式の辞、竹内謙彰学
部長より祝辞が述べられました。その後、奨学生を代表
してスポーツ社会専攻4回生の東野快生さんから謝辞が
あり、「将来の目標を諦めたときに、産業社会学部の環
境が自分の生活を見つめ直すきっかけを与えてくれまし
た。そして、たくさんの学生や教職員の方々との『繋が
り』が自らの学びに最も大切であることに気付きました。
この『繋がり』を生かしながら常に笑顔を忘れず、日々
精進していきたい」と産業社会学部で学べたことへの感
謝を述べられていました。
最後に各回生で記念撮影も行い、和やかな雰囲気のなか
給付証書授与式は終了しました。
 


 


 


 



授与式後はラウンジに会場を移し、奨学生が企画した交
流会を実施しました。
交流会では各回生でグループを作り、産業社会学部の卒
業生が経営しているイタリア料理店の料理を囲みながら、
「西園寺生・+R Challenge生が立案する自主企画」をテ
ーマにグループワークを行いました。
 



グループワークには奨学生全員が参加し、「専攻の枠を
越えた企画」「学生と教員の交流」など、産業社会学部
だからこそできる『繋がり』を生かした企画が考案され、
発表されました。短い時間でしたがとても有意義な内容
の交流会となりました。
 



奨学生のみなさんが、これまで以上に高い目標を持ち、
一層充実した学生生活を送られることを大いに期待して
います。おめでとうございます!

※成長支援型奨学金について
立命館大学では2017年度から奨学金制度が新しくなりました。
特に正課での学びと成長を支援するために、以下の3つの奨学
金制度を設けています。
「西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)」…優秀な成績を修めた
学生を褒賞し、周囲の規範となることを奨励するもの
「+R Challenge奨学金」…自らの問題意識を発展させた学習
テーマを追求する学生を支援するもの
「学びのコミュニティ学外活動奨励奨学金」…正課授業を単
位とした主体的・能動的な学習集団の育成を支援するもの

詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.ritsumei.ac.jp/scholarship/regular-grow.html/

文責:産業社会学部事務室

子ども社会専攻:ランチタイムコンサート

Posted on 2017.07.24

今年も、前期子ども社会専攻「ランチタイムコンサート」を
7月7日に行いました。この「ランチタイムコンサート」は、
セメスターごとの「音楽Ⅰ」「音楽科教育法」の学習成果発
表会として、毎週の授業の終了前10分ほどの時間でとりくん
だ混声合唱を中心に、子ども社会専攻の学生、関係教職員で
自由にプログラムをくんで、みなで〈ミュージッキング〉を
楽しみます。
2回生は短期間で難しい曲をよくしあげ、オープニング《手
紙》の全体合唱をはじめ、積極的に演目にエントリーして、
独唱、ピアノ独奏、木管二重奏など豊富で充実したプログラ
ムを提供して、コンサートをもりあげてくれました。
3回生が選曲した《群青Azure》は、東日本大震災で、津波
によって甚大な被害を受けた福島県南相馬市立小高(おだか)
中学校の卒業生と教員がつくった印象的な曲です。小高(お
だか)中学校は3月11日、卒業式が終わった数時間後に津波
に襲われ、4人の生徒が犠牲になりました。その後の福島原
発事故によって、20キロ圏内警戒区域に指定されたため避難
を余儀なくされ、新学期に間借りして再開した小高(おだか)
中学校では、106人いた1年生のなかで2年生に進級した生徒は
7人にとどまったといわれます。もどってこない同級生への思
い、生徒たちの日常のつぶやきをつなぎあわせて詩が完成し、
音楽教諭の小田美樹氏が曲をつけました。
3回生は、前日自分たちで服装を黒に統一することに決めた
そうです。スピーチをまじえ、素晴らしい感動的な合唱とな
りました。
エンディングの全体合唱が終わったあとには、「感動した!」
とたくさんの声がきかれ、授業の中で繰り返し議論した「技
術主義に偏らない音楽教育」「みなが参加できる音楽教育」
の姿を一歩づつ自分たちの手でつくりあげているようでした。

(子ども社会専攻 笹野恵理子 教授)




今年も子ども社会専攻「ランチタイムコンサート」を無事終
えることができました。
「音楽Ⅰ」「音楽科教育法」の学習成果報告発表会として混
声合唱をはじめ、独唱、ピアノ独奏、木管ニ重奏と学生たち
が主体となって作り上げた大変充実したプログラムとなりま
した。出演者の学生たちからは、「緊張したけど、みんなで
合唱が出来てとても楽しかった。また機会があったら出演し
たい」など喜びの声が数多く寄せられました。大学生活のな
かで舞台に上がって演奏披露したり心を合わせて合唱したり
する機会は数少なく、大変貴重な経験が出来たと思います。
この学習成果発表会で経験し得られた事を今後の教育実習や
教育現場で生かし、子どもたちにも表現する楽しさや感動を
伝えてほしいと願います。

(小学校教員養成課程 サポートセンター 佐藤 真由子)




この「ランチタイムコンサート」は、私の学生生活のなかで、
とても貴重な経験となりました。私たちが主体となってプロ
グラムを進行し、学年に関係なく音楽というものに感動をす
るこのような機会は、大学生活のなかで少ないと思います。
「クラスのみんなと合唱できて良かった」「後輩の演奏に感
動した」という声は、私の耳にもたくさん届き、私自身も本
当に感動しました。「音楽って楽しい」ということについて、
ランチタイムコンサートを通して会場全体で共有できたこと
は、本当に貴重な経験でした。この音楽に対する素直な感情
を、教育現場で子どもたちにも気づかせてあげられるような
活動をしていきたいと思います。

(子ども社会専攻 3回生 中野 優和)









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