社会学研究科・西江大学マスコミ学大学院が学術交流セミナー開催~大学院レベルで初となる研究交流がスタート~

Posted on 2014.11.05

10月30日、立命館大学社会学研究科と西江大学マスコミ学
大学院との間で、博士・修士レベルの研究成果を発表しあ
う、研究交流セミナーが開催されました。

立命館大学産業社会学部・社会学研究科と西江大学コミュ
ニケーション学部・マスコミ学大学院との間では、2012年
度に学術交流協定を締結し、積極的な交流を続けてきまし
た。学部レベルでは、「日韓比較メディア研究」にかかわ
って、立命館大学の学生が、毎年9月にソウルの西江大学で
短期研修を行ってきましたが、大学院レベルでは、これま
で具体的な実績がなく、今回のセミナーは、両大学院間で
取り組まれた研究交流セミナーは、大学院レベルで初めて
行われる学術交流と言えます。

交流セミナーの会場となった以学館クリエイティブラボ4
には、西江大学から7名(代表:西江大学Won, Youngjin教
授)が来日し、これに社会学研究科の学生・教員6名が一
同に会して、午後3時から午後6時30分まで、3時間半にわた
って発表・討議が行われました。

西江大学からは、洪成一博士が、日本の漫画に着目して
「The Transnational Desires in Manga」など、博士レベ
ル研究3本を発表し、日本側参加者から、グローバル社会の
中で、漫画がどのようにみられているのか、また例えば、
韓国社会に、どのようなインパクトを与える可能性がある
のかについて質問がなされました。

他方、立命館大学側からは、2014年度、大学院博士前期課
程に入学した竹本のどか(社会学研究科1回生)さんや梅子
羽(同1回生)さんらが、修士論文研究に向けた研究プラン
を発表し、西江大学側から有意義なコメントや意見がある
など、セミナーでの発表とその後の議論は、終始充実した
ものとなっていました。

今回の研究交流セミナーについて、社会学研究科で企画担
当した金山勉教授は、「学術交流協定に基づき、西江大学
の学部とはこれまで4年間にわたり交流が継続してきたが、
大学院レベルでの交流に着手できた意義は大きい。これで、
両大学間の交流がさらに深まることが期待される」として
います。

文責:BEN


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