スポーツ社会専攻企画講演会「サッカービジネスにおけるメディア戦略の方向性」

Posted on 2016.02.18

去る12月3日(木)、スポーツ社会専攻企画の第2回講演会
「サッカービジネスにおけるメディア戦略の方向性」が以
学館1号ホールにおいて開催されました。スポーツ社会専
攻では、本専攻の教学内容の理解、また早い時期から将来
のキャリアイメージを形成してもらうことを意図して各種
プログラムを提供しています。その一つとして例年おこな
っているのが、スポーツの様々な現場でご活躍されている
方をゲストにお招きし、スポーツ界の現状と課題について
お話いただく講演会です。

東京オリンピック・パラリンピック2020開催決定後、多く
のスポーツ関連企業がマーケット拡大とビジネスイノベー
ションに向けて熾烈な競争をしています。こうしたビジネ
スシーンにおいて今や、スポーツとメディアの関係は切っ
ても切り離せない。いわゆるスポーツとメディアの「マリ
アージュ」は祝福される時代であり、さらにこの時代を切
り開いてきたのが広告代理店の株式会社電通といっても過
言ではありません。
今回は、電通スポーツ局サッカー事業室の野仲賢勝氏をお
招きし、グローバル化に対応するサッカービジネスの具体
的位相について、メディアとの関わりを中心にご講演をい
ただきました。当日は、スポーツとビジネスを橋渡しした
り、スポーツイベントをマネジメントしたり、またスポー
ツがいかなる価値をもっているかを作り出す電通や広告代
理店の仕事について具体的な事例やエピソード、映像資料
を用いながらお話いただきました。

会場にはスポーツ社会専攻の学生だけでなく、他専攻の学
生もたくさん来ていただけました。参加した学生からは
「スポーツ用品会社と違って、なかなか仕事のイメージが
わきづらい広告代理店の仕事について知ることができる良
い機会であった」、「社会におけるスポーツの価値を見出
したり、発信する方法の重要性について学べた」という声
が寄せられるなど、産業社会学部のスポーツ社会専攻らし
い講演会になりました。学生にとって、今回の講演会が産
業社会学部の特色ある学びを通じて、スポーツの様々な価
値を時代や社会との関わりにおいて考えるきっかけになっ
ていたら、うれしいです。


文責:スポーツ社会専攻 松島剛史 准教授



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