2011年度  - 海外実習 -


佐々木 晋之介


2011/8/4〜2011/9/4


Intelligent Robotics Lab,
School of Electrical and Electronic Engineering,
Nanyang Technological University,Singapore
(シンガポール ナンヤン通り,南洋理工大学)

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 今回の私 の海外研修での研究テーマは,水中ロボットのためのシミュレータの開発すること,そしてそのシミュレータを用いて水中ロボットに領域制御を適用し制御即の 有効性を検証することであった.シミュレータを用いることで実機で実験を行う前にプログラムの検証やロボットの挙動を確かめることができる.これはシミュレータ により物理現象をシミュレーションすることで時間を有効に使うことができ,また実機運用におけるランニングコストの削減に繋がる.水中ロボット用のシミュ レータを開発するためにはシミュレータ内で水中の特性を模擬することと,水中ロボットに適した制御即を組み込むことが非常に重要となる.私が派遣された研 究室では様々な制御即が研究されており,「水中」というロボットを制御する上で極めて厳しい環境に適した制御即を提案し,シミュレータに組み込むことが私の任 務だった.
 
 また,先に述べたとおり水中特有の力を考慮する必要があり流体力学に則ってそれらをプログラムにより疑似再現した.

 私は以前より海外に興味があり,それは街並みであったりそこに住む人達の人柄,そして海外の大学の研究室ではどういったスタンスで研究が進められ,学生 がどういった姿勢でそれに取り組んでいるのかということだ.それらを感受性豊かな学生のうちに経験することが本実習の一番の意義であると私は考える.

 また,現地での滞在場所の手配,派遣先大学の教授との研究内容のやり取り,必要書類の手配といった今後,留学・出張などで海外へ行く際に必要となる流れは一通り行ったことが良い経験になったのではないかと思う.



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