2014年度  - 海外実習 -


野村 一樹


2014/8/25-2014/9/26


Robotics Lab University of Auckland ニュージーランド オークランド大学

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 運動知能研究室で開発している極軽量インフレータブルアームをオークランド大ロボティクス研究室に共同研究プロジェクトのために紹介した. その後Raspberry PI とArduinoを用いて持ち運び可能なカバンのような小型空気圧アームのシステムを製作した.
 普段は水中ロボットを研究しているがこの実習では福祉ロボットに力を入れている研究室でソフトウェアの研究が多かったため 普段触れることのない分野について理解を深めることが出来た. 研究環境が違うため普段は簡単にすぐに出来るようなことでも全て誰かに聞いて助けてもらわなければならず,英語を話さなければいけない, 自分から動かねばなにも変わらないという状況に身を置けたことはとてもいい経験で今後大変大きな意味を持ってくると感じている.  
 所属した研究室はニュージーランドのお国柄を表すように多国籍であり,日本にいてはなかなか体験できない研究環境であった. 研究内容も自身の研究と違い,インフレータブルアームを紹介しなければならず,実習に行くまでの準備が大変であった. 普段と違う研究環境に加えて言語の壁もあり,予定通り進まず苦労したが,先生を始めとして研究室のメンバーや関連する研究を行う先生方の協力もあり, 感謝の思いでいっぱいである.タイミングよく学部生の卒研発表,展示会も見ることができ,様々な学生と研究について話すことができ,研究の意欲を高めることが出来た.
 海外には数回いったことはあったが,現地に住み,語学留学ではなく研究留学というチャンスを頂けたことは言うまでもなく非常に良い経験となった. またオークランドは様々な国や地域,バックグラウンドを持った人が集まっている都市であったため英語はそれぞれ訛りがあり, 文化面でも色々なものに同時に触れることが出来た.休日はボーイスカウトの友人と遊ぶなど彼らのようにONOFFを切替えて生活し研究とは違うつながりも増え,充実した実習となった.


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