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学部案内

学部長あいさつ

いろいろな個性の若者・社会人が集う「法と政治」の学びの場をめざして。

立命館大学法学部のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。

立命館大学法学部は、1900年(明治33年)の私立京都法政学校の創立に始まります。勤労青年のための夜学から出発しました。まさに庶民のための大学です。それ以後、100年を超える学園の歴史の中で、「自由と清新」を建学の精神とし、第2次大戦後は、「平和と民主主義」を学園の理念として、法学部は、法学・政治学の教育と研究に従事してきました。

本法学部には、AO入試、指定校・附属校・協定校からの推薦入試、スポーツ・文芸推薦入試、3教科入試(A方式)、センター試験併用入試(3教科、5教科、7教科など)、後期分割入試など、実に沢山の入学試験があります。それは学生数確保の意味だけではありません。

人間の個性は多様です。身体的能力、知力、判断能力、感性、生き方、将来の目標、どれ一つをとっても、同じ人はいません。それにもかかわらず、これまでは選抜の基準として知力が重視されてきました。しかし、法学は、社会の中で起きる利益の対立、紛争を公正にかつ公平に解決する方法を学ぶ学問です。いろいろな人が自己の利益を主張し合い、ぶつかり合います。それを調整して、公正・公平を実現していくのですから、個人の考え方、感性、価値観などが違うことを前提に対処しなければなりません。こうした「社会的なコミュニケーション能力」を育成するには、キャンパスに教室にいろいろな個性の人が集い、相互に刺激し合うことが大切なのです。

同じような偏差値学力の人が集まり、同じような価値基準でものを考えていると、確かに効率的なので、司法試験や公務員試験の合格実績は上がるかも知れませんが、肝心の調整能力、社会的コミュニケーション能力を豊かにすることはできません。だから、様々な個性をもった人たちに法学部で学んで欲しいと思いました。

本法学部の場合、受講生が300人~400人超の授業もあります。しかし、一方で、入学時から卒業時まで必ず、毎年、少人数で学生同士が報告し、議論するゼミ形式の授業を設けています。1年生時の少人数クラスには、先輩が後輩をアドバイスするオリターという制度もあります。また将来の進路を考慮した専門化プログラムや3つの特修課程、海外留学プログラム(2~4週間、半年、1年など多様)、企業・官庁・法律事務所などでの実習、法学部以外の学部の専門科目の受講、法律相談部・法学研究会・民科法律・民科政治など自主的な学問系クラブ活動や自主ゼミへの支援など、学生1人ひとりが自分の個性を伸ばすことのできる仕組みを潤沢に用意しています。弁護士・裁判官・司法書士など法の専門家になることだけが法学部の学習ではありません。将来の進路は幅広く開かれています。

私たち教員は、授業内容の改善のため、教育方法や教材開発の研究会を開いています。また大学での教育は研究なくして成り立ちませんから、研究にも力を注いでいます。各種研究会・国際学術交流の取り組み、立命館大学の機関誌『立命館法学』の刊行などは、その成果の一つです。さらに職員も、単なる事務手続ではなく、学生諸君の学習計画上のアドバイスやさまざまなトラブルへの対応など、親身に相談にのっています。卒業時に学生諸君から、4年間ここで学んでよかったと評価されるような法学部をめざしてがんばっています。

本ホームページでは、法学部で現在どのような教育や研究、学生サポートがなされているか、学生諸君がどんな自主的活動をしているか、できるだけリアルタイムに近い情報の形でお伝えします。みなさまには、今後も繰り返し本ホームページにアクセスしていただき、いろいろなご意見をいただければと存じます。なおリンクを通じて、大学院法学研究科、法科大学院(大学院法務研究科)のホームページをご覧いただくこともできますので、こちらもよろしくお願いします。


2009年3月

法学部長 二宮周平

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