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立 命 館 法 學

                                                        ISSN 2434-1975

2023年 第1号


 

 論    説   

補助金等不正受交付罪と詐欺罪に見る法的関係の相対性
 ――最高裁令和3年6月23日決定が見落としたもの――
生 田 勝 義
AI の利活用における刑法上の諸問題(4・完)
 ――利用者と製造者の刑事責任を中心に――
日 原 拓 哉
軍隊への女性の参入と自己決定権についての憲法学的考察 久 保 田 茉 莉
証人テスト(と参考人取調べ)に対する録音・録画(1) 清 水 拓 磨
担保法制の見直しに関する中間試案(前注)および「第1章 担保権の効力
 第1 個別動産を目的とする新たな規定に係る担保権の実体的効力」とその問題点
生 熊 長 幸
遺言の尊重と動機の錯誤に基づく遺言の効力否定 中 谷  崇
再発損害の消滅時効・20年期間の起算点
 ――別個損害別途起算点論――
松 本 克 美
複数行為者の不法行為責任に関する基礎理論的考察(3)
 ――民法719条1項後段の責任の意義と限界――
尾 藤  司
賠償責任保険契約における故意免責(3)
 ――ドイツ保険契約法との比較――
山 田 拓 広
民営職業斡旋事業法制の履行確保機構による労働者保護(1)
 ――イギリス労働関連法制の履行確保機構の統合議論を中心に――
西 畑 佳 奈
人権条約の下で国家が負う義務の特殊な性格が条約義務不履行に対する
 締約国の国際責任の内容と実施に及ぼす影響について(3)
薬 師 寺 公 夫
特 別 寄 稿
台湾民法改正の最新動向(1)
 台湾民法改正の最新動向:特別寄稿に寄せて
小 田 美 佐 子
 比較法と台湾民法(債編)の改正 詹  森 林
朱   曄(訳)
 比較法の視点から見た意欲的な中華民国民法債編改正案:
 詹森林大法官のご報告を受けて
朱    曄
 台湾民法における契約違反に対する救済方法の改正 陳  聡 富
小田美佐子(訳)
 台湾民法における契約違反に対する救済方法の改正:コメント 道 垣 内 弘 人
判 例 研 究
刑事判例研究30
 幼児の顔面にヘアバンドを当てる行為及び幼児を布団で巻く行為につき
 それぞれ暴行罪の成立が認められた事例(有罪・控訴)
 (東京地裁立川支部令和4年3月17日判決2022WLJPCA03176007)
刑事判例研究会
杉 本 拓 海
刑事判例研究31
 傷害致死等事件について包括的共謀による共同正犯の成立が認められた事例
 (福岡地裁小倉支部判令和3年11月5日裁判所ウェブサイト)
刑事判例研究会
馬 場 智 大
使用者の事業の執行における被害者に損害賠償をした被用者の側から
 使用者に対する逆求償の可否
 (最三小判令和2年2月28日民集74巻2号106頁)
中 山 布 紗
学位論文審査要旨
 法学会記事

第407号