この日は杭州市観光。 西湖
ところでこの島は着いた途端鳥の声があちこちでしていて、「鳥はどこ?」と見ていたら観光客相手に売ってる笛を売り子さんが吹いているのだった。その他にも昔の衣装を着て写真を撮るところなど、観光客相手の出店があちこちにあったよ。 |
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雷峰塔 西湖南部に位置する塔。人間に恋をした白蛇が封印されたという話で有名だね。白蛇伝の伝承・変遷については、中国芸文研究会の『學林』によく掲載されている谷口義介先生の論文に詳しいよ。 塔の中にはもとの雷峰塔の遺跡がガラス越しに見えるようになっていた(写真上右)。何故かお金が投げ入れられていて、「保護のために物を投げ入れないように」との注意書きもあった。日本でもよく見かけるが、何故人はああいう場所でお金を投げ入れたくなるのだろうか。 上の写真は最上階から眺めた西湖。天気が良かったので遠くまで見渡せたよ。 |
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西湖の南部にある、中心に太極を据えぐるりと八卦が囲んだ形に作られている田の遺跡。明・田汝成『西湖遊覧志』に記載がある。南宋で杭州が都となったとき、皇室の籍田として整備、高宗自ら「三推一抜」の祭礼を行っていたそうだ。日本でも天皇陛下が「御田植」をされるね(昭和に始まったものらしいけど)。
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杭州碑林(文廟) 杭州の孔子廟。北宋の仁宗年間(11世紀初)に創建、もとは鳳凰山のふもとにあったのを南宋の紹興元年(1131)に現在の場所に移設、現在に至る。1978年に碑林の整備が始まり、1989年に一般公開されたそうだ。つい最近リニューアルされたようで、園内は非常にきれいに整備されていた。回廊には唐~民国期までの貴重な碑が420点余も展示されており、ひとつひとつをじっくり見ていると一日かかりそうだよ。写真下左は康熙帝の諭旨碑。康煕43年(1704)のものだそうだ。だいぶ文字が薄くなっている。碑の下の亀趺(亀に似ているが龍の子で、禹の治水に貢献したという伝説がある)が舌を出しているのが何かお茶目だね。 この他、南宋の太学石経、編鐘(湖北省の曾侯乙墓から出土したもののレプリカだと思われる)、杭州の科挙合格者の答案などが展示してあったりと、広い敷地内に様々な展示場があった。 この後、昔の商店街を模した清河坊老街に行き、昔ながらの漢方薬の店舗や土産物屋を見て回る。呼び子のお兄さんが声を枯らしながら特産のお菓子などを売っていたよ。 |
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