アジアにおけるテロリズムの問題は、私たちの想像を遥かに越える速度で深刻化しています。とりわけ東南アジアにおいては、
「イスラーム国」の台頭をきっかけに、テロ組織と、そのネットワークが大きく変容し、新たな脅威として認識されるようになっています。
中東の「イスラーム国」が、どのように東南アジアで影響力を持つようになっているのでしょうか。また、政府は、いかなるテロ対策を進めてきたのでしょうか。
そして「テロとの戦い」は、東南アジア諸国の政治のあり方をどう変えようとしているのでしょうか。
バングラデシュ、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、フィリピンといった国々を繋げるテロの越境ネットワークの実態を理解すると同時に、
「テロ対策」の様々な問題点を浮き彫りにしていきます。その上で、私たちは東南アジアの教訓から何を学ぶことができるのかを
皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
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