講師紹介
内田 樹(うちだ たつる)
神戸女学院大学名誉教授
1950年東京生まれ。神戸女学院大学名誉教授。東京大学文学部フランス文学科卒。東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。東京都立大学人文学部助手、神戸女学院大学文学部総合文化学科助教授、同教授を経て2010年退職。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に『ためらいの倫理学』、『レヴィナスと愛の現象学』、『他者と死者』、『死と身体』、『寝ながら学べる構造主義』、『映画の構造分析』、『街場の教育論』、『街場の中国論』、『武道的思考』など。『私家版・ユダヤ文化論』で第六回小林秀雄賞、『日本辺境論』で2010年度新書大賞を受賞。日本ユダヤ学会理事、多田塾甲南合気会師範、大阪市特別顧問。
公開講演会への参加について
日程・参加方法
日 程 |
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参加方法 |
事前申し込みは必要ありません。※聴講無料 駐車場がございませんので、公共交通機関でお越し下さい。 |
内田先生のご講演から、白川先生の考え方やいろいろのことについて学ぶことができて、とても楽しい講演会でした。Talk Sessionはとても面白い内容でした。
古代と現代は本質的に変わらない世界であるという点について、白川先生が指摘し続けてきたという解釈は面白かった。単なる漢字の研究者として捉えてはいけない、という視点を強く感じたのは収穫だった。
以前より内田先生のブログで拝見していた、現代社会における呪術的要素や精神性について、そのルーツと呼ぶべきものが白川先生にあったという点に驚きと微かな喜びを感じました。学部は政策でしたが、卒業生としては誇りに思います。
非常に面白い講演でした。特に、人々の、政治・経済・文化などの、一見効率的な活動にも、実は呪術的な呪いや祝いの感情が、古代中国も現代日本も変わりなく働き、大きく関わっている、ということに驚きました。
哲学専攻の僕としては、内田先生のお話を聞くことができるというだけで喜んで参加しました。白川先生のお話だけでなく、レヴィナスや構造主義など、現代思想に関わるお話も聞くことができて嬉しかったです。
(※一部抜粋)