紀要 13巻4号 2002年2月
 
目次 執筆者一覧
 
特集 環「東中国海」経済文化研究
日・中・台における近現代歴史・文化の諸相
  環「東中国海」経済・文化交流特集にあたって 斎藤 敏康 (1)
  民国初期における女子家事科教育
−その「近代」性と限界について−
杉本 史子 (3)
  南京国民政府成立期の「廟産興学運動」と仏教界
−寺廟産・僧侶の「有用」性をめぐって−
大平 浩史 (21)
  戒厳令解除以前の台湾文学の発展 Hao (39)
  戒厳令解除後の台湾における現代小説の軌跡 簫 義玲 (43)
  日本人学生の漢語学習における母語の否定的影響について 張 文鋒 (49)
  第一次上海事変後における上海日系雑工業の発展について(1932−1937年) 許 金生 (53)
  中華人民共和国建国初期の金融政策
−金融業の社会主義改造−
泉谷 陽子 (63)
  後進地域における郷鎮企業の発展と地方政府の役割
−陝西省3県の調査をふまえて−
陶 大寧 (73)
       
カルチュラル・スタディーズとアート研究
  序にかえて 仲間 裕子 (87)
  ワークショップ:「『美術史の終焉?』以後四半世紀」 
  TVスクリーン上のアート−グローバルな美術とローカルな美術の歴史についての考察 ハンス・ベルティング (91)
  『美術史の終焉?』とその前後
−ワークショップ「『美術史の終焉?』以後四半世紀」に寄せて−
岡田 温司 (101)
  出会いの難しさ:ベルティング先生を囲んで 林 道郎 (113)
  シンポジウム:「身体、メディアそしてイメージ」  
  影の画家ダンテ ハンス・ベルティング (119)
  「メディア身体」としての世界 大橋 良介 (137)
  レムブラントのエッチング「三本の十字架」(B.78)あるいは芸術作品のヒュポスタシスとしての不可視性 辻 成史 (139)
 
論文
 
  感覚のテクノロジーという美学/政治学 毛利 嘉孝 (147)
  身振りとしてのカルチュラル・スタディーズ「接合(アーティキュレーション)」を拒否するシャロン・キンセッラのマンガ論 ジャクリーヌ・ベルント (157)
  「アジア美術館」というあり方
ーその意味・方法・システム
後小路 雅弘 (167)
  ドクメンタdocumentaの美学と政治学 仲間 裕子 (177)
       
文化理論研究
  「文化理論研究」:これまでの研究と プロジェクトの課題 山下 高行 (185)
  言語・文化・エスニシティ
−予備的考察の試み−
奥村 剋三 (189)
  Towards Combining the Sociological Theories of Norbert Eias and Anthony Giddens Ichii Yoshifusa (199)
       
論説
  ヨーロッパの極右思想と国民アイデンティティ
−ポールマン氏の論稿について−
石埼 学 (209)
       
個別論文
  日本的中空・「頂空」(頂点の空虚)と中国的「中空・頂空」(中心・頂点に由る支配)-『日本礼法入門』を手掛りとする両国の言説・概念の一比較(3) 夏 剛 (211)
  漱石と写生文(U)−『野分』論 中村 泰行 (223)
  Word Formation and Word Structure in Contemporary Chinese 周 荐 (237)
  Four Approaches to Pronunciation Training: Insights and Possibilities GILNER Leah
MORALES Francisco
(255)
  The Politics of PIace and the Questionof Subjectivity in Nadine Gordimer's Burger's Daughter SAKAMOTO Toshiko (261)


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