紀要 19巻1号 2007年9月
 
目次 執筆者一覧
 
特集1
連続講座(国民国家と多文化社会」第17シリーズ
グローバリゼーションと殖民地主
  はじめに 中川 成美 pp. 3 - 4
 
第1回 いまなぜ殖民地主義が問われるのか
 
   いまなぜ植民地主義が問われるのか
−植民地主義論を深めるために−
西川 長夫  pp. 5 - 15 
  帝国日本と国内植民地
−「内国植民地論争」の遺産−
今西 一 pp. 17 - 27
  フランスにみる「植民地忘却」
−『<新>植民地主義論』を手がかりに−
平野 千果子 pp. 29 - 36
  ケ・ブランリ美術館
−[平等」か、「過去の忘却」か−
中本 真生子 pp. 37 - 42
 
第2回 国内植民地をめぐって
 
  北千島アイヌの改宗政策について 麓 慎一 pp. 43 - 55
  忘れられた<植民地>
−帝国日本と小笠原諸島−
石原 俊 pp. 57 - 74
  コメント 山下 英愛 pp. 75 - 76
  アメリカ先住民居留地の「内国植民地」化政策
−フィリピン植民地政策との連続性に注目して− 
宮下 敬志 pp. 77 - 84
   『紀州・白浜温泉という国内植民地の再生産』 倉田昌紀 pp. 85 - 92
 
第3回 グローバル・シティの問題
 
  国際大都市を目指す上海の発展と直面する挑戦
王 貽志 pp. 93 - 101
  グローバル化における上海の文化発展に関する問題および対策
郭 潔敏 pp. 103 - 109
  グローバル・シティと植民地都市
−大連市の事例から−
佐藤 量 pp. 111 - 115
  都市編成と「植民地なき植民地主義」 加藤 政洋 pp. 117 - 129
 
第4回 反植民地‐反グローバル化運動
 
  <新>植民地主義とマルチチュードのプロジェクト
―グローバル・コモンの共創に向けて―
水嶋 一憲 pp. 131 - 147
  資本制批判としての植民地主義批判 崎山 政毅 pp. 149 - 157
 
第5回 戦後と植民地後─戦後日本をどう考えるか─
 
  『GO』を解読する
―故国喪失者エグザイルへの困難な道―
林 淑美 pp. 159 - 174
  敗北の「抱きしめ」方
―ドイツと日本―
高橋 秀寿 pp. 175 - 189
  いま戦後を論じるということ 花森 重行 pp. 191 - 197
  戦後と解放後,植民地主義の遺制とその語りを考える 朴 美貞 pp. 199 - 206
       
特集2
植民地主義研究会 研究報告
「グローバリゼーションと植民地主義」
  国際シンポジウム「グローバリゼーションと植民地主義」
記録の日本語版刊行によせて
高橋 秀寿 pp. 207
  感受性の透視術 尹 相仁
朴 美貞(訳)
pp. 209 - 211
  〈新〉植民地主義について 西川 長夫 pp. 213 - 227
  民族主義は〈新〉植民地主義の対案なのか? 林 志弦
朴 美貞(訳)
pp. 229 - 232
  日本帝国の国民統合と植民地朝鮮 尹 海東
朴 美貞(訳)
pp. 233 - 235
  近代日本と国内植民地
―北海道の事例を中心に―
今西 一 pp. 237 - 242
  「植民地忘却」と「ホロコースト忘却」 高橋 秀寿 pp. 243 - 250
       
個別論文
  知判断傾向(LoC)および学習動機と成績との関係について 保坂 芳男 pp. 251 - 258
  「支那趣味」から「大東亜共栄」構想へ
―佐藤春夫の中国観―
武 継平 pp. 259 - 270
  Looking Back at the Projector
―Reflection on Designing and Running a TEFL
Film-studies Course
Richard DONOVAN
pp. 271 - 285
  The Role of Inferential Ability in Listening
Comprehension in English as a Foreign Language
UEDA Marisa pp. 287 - 302
  罪とゆるし
―『カラマーゾフの兄弟』を読む―(後編)
井田 俊隆 pp. 303 - 318
  経済学部における必修英語科目の補習教育の試み 出水 孝典/祐伯 敦史
神谷 佳郎/清水 裕子
pp. 319 - 330


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