事業概要
スポーツ・健康関連産業の発展を目的に、企業との共同研究の実施や大学内の研究成果を発信するセンターです。

事業内容
スポーツ・健康産業の発展と国民のQOLの向上に貢献するための企業との共同研究、研究成果の発信等。
推進する研究領域
以下3つの主要な研究テーマの他、センターメンバーが個々の研究を行っております。最大の特徴は遺伝子から動作解析、パフォーマンス評価までミクロからマクロの解析レベルを網羅した統合的なチーム型研究の体制を整えていることです。 このような研究基盤は世界でもあまり例がありません。
1.スポーツ競技力向上のための研究
【研究背景】
競技成績に資するトレーニング方法の研究は、1970年代にアメリカにおいて多くの研究が行われてきました。しかし、その後は停滞しており、一部のメディアによる、エビデンスの無い非科学的なトレーニング方法が流行しているのが現状です。
【研究アプローチ】
トレーニング機器開発に関する研究、食事・栄養関連の研究、機能性衣服関連の研究、トレーニング方法に関する運動生理学的研究、各種トレーニングによる機能改善に関する分子生物学的研究、アスリートのコンディショニングに関する研究。
2.生活習慣病発症予防に関する研究
【研究背景】
生活習慣病の発症予防を目的とした、運動処方やトレーニングによる治療方法は、必ずしもエビデンスに基づいていません。
【研究アプローチ】
健康機器開発に関する研究、体力・身体活動量・食事・遺伝子素因の関連研究、タンパク質の同定に関する網羅解析、機能性食品関連の研究、運動とガン予防の機序に関する研究。
3.高齢者のQOL向上に関する研究
【研究背景】
高齢期における体力の積極的向上のための方法論やサルコペニアを含む身体機能に関するQOLの維持・増進を可能とする運動処方は未だ多くありません。
【研究アプローチ】
サルコペニア(加齢による筋減少)防止に関する研究、高年齢労働者に必要な体力に関する研究、身体活動の定量化に必要な機器開発に関する研究。