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2023/06/02

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安全・安心・健康で有意義な学生生活を過ごすために(学生部長メッセージ)

立命館大学では、2023331日をもって「新型コロナウイルス感染拡大に対する立命館大学の行動指針(BCP)」の運用を停止しました。また、202358日以降、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5類感染症」となりました。こうしたことを背景に、立命館大学の各キャンパスにおいても、多くの学生が授業や課外活動等に対面で参加し交流している様子が多く見受けられます。
 
2020年から2022年にかけて自由に活動できなかった経験を踏まえ、新しい取組が数多く行われているものと思います。こうした新しい取組の実施に伴って、学生の皆さんの行動にも大きな変化が生じることは否めませんので、改めて安全・安心・健康な学生生活を送れるよう十分留意してください。
 例えば、熱中症の予防があります。昨年度までは、外出を控えるなど、屋内で過ごすことが多かった人もいると思いますが、身体がまだ暑さになれていないこの時期は、気温がそれほど高くなくても湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなり、熱中症になる危険性が⾼まってきます。気温が25℃以下であっても湿度が80%以上になる時は「要注意」です。⽇頃から規則正しい⽣活を送るとともに、体⼒をつけて、⽔分・塩分補給も怠らないようにすることで、熱中症の予防に努めましょう。
 とりわけ、クラブ・サークル活動後や各種の集まりなどで、飲食店での交流機会も増えることと思います。特に、夜の飲食店での交流では、アルコールを摂取することが多いようですが、このアルコール摂取についても今一度、留意いただければと思います。過剰なアルコールの摂取は、急性アルコール中毒を引き起こし、最悪の場合は命を落とすこともあります。当然ですが、アルコールを分解する能力は人によって大きく異なりので、摂取できるアルコール量にも大きな違いがあります。そのため、先輩であっても無理強いなどは絶対にせず、各自の許容量を超えない「適正飲酒の原則」を遵守するよう十分注意してください。また、学生の皆さんもご存じのように、20歳未満の者の飲酒は、法律によって禁止されています。20歳未満の者に飲酒をすすめることは絶対にやめてください。加えて、仲間内で交流をしている中で盛り上がることは多いと思いますが、周囲の他者から見ると、不快に感じることもあり得ます。もし周囲で不快に感じた人がいた場合、その人がSNS等へアップし、知らない間に大きな影響を受ける場合もあります。常に相手の立場にたって考え、みんなが楽しく交流できるよう努めましょう。
 なお、お酒は生活習慣病をはじめとする様々な身体疾患やうつ病等の健康障害のリスク要因となっており、世界で年間 300万人がアルコールの有害な使用のために死亡し、全死亡に占める割合は 5.3%とされています。アルコールの摂取は、人生の比較的早い時期の死亡や障害の原因となります。2039 歳年齢層の全死亡の約 13.5 % はアルコールに起因するものです(WHOGlobal status report on alcohol and health 2018」より)。
 安全・安心・健康で有意義な学生生活を過ごすためにも、上記の点にも十分留意しながら様々な活動に積極的に取り組んでいってください。

以 上

202362
                                                           
     立命館大学
学生部長 小沢 道紀
学生部長(スポーツ振興担当)
中西 純司