プログラムのねらい・目標
本プログラムは、「起業家」に代表される「自立的で創造的な人材」「起業家精神(アントレプレナーシップ)に満ちた人材」の輩出を社会が期待していることを受け、BKC文理6学部共通のプログラムとして「産学協同アントレプレナー教育プログラム」を開発するものです。現在、「起業家」を養成しようと国や県、市も力を入れていますが、そういった社会的背景に対応し得る学生を育成できる環境が本学には十分整っています。
特に本学BKCの場合、24時間業務可能なオンキャンパス型学内施設として、現在ベンチャー企業が20社以上入居・活動し、そこに在学生が起業活 動インターンシップとして参加している「BKCインキュベータ」が設置されています。また、実際に起業活動にチャレンジしようとする学生に対しては、その活動を促進させることを目的に、「学生ベンチャーコンテスト」や「学生起業家支援奨励金」などの充実した起業支援施策を行ってきています。
さらに、本学はリエゾン活動を通して企業との深いつながりを有しており、その誇るべき産学官連携のネットワークを活かすかたちで、今回、本プログラムの開発を支援する「産学協同アントレプレナー教育プログラム開発コンソーシアム」を設置しており、講師派遣、インターンシップ受入、教材開発などにおいて企業からの協力を得るかたちで、産業界の主体的かつ積極的な参画を組織してきています。
本プログラムでは、アントレプレナーシップの本質を理解してもらうために 導入科目を置くとともに、「基礎科目群」「展開科目群」「実践科目群」を配置していますが、とりわけ起業活動インターンシップなどの「実践科目群」を充実させてきており、単なる「座学」ではなく、実際に起業活動にチャレンジすることを重視したカリキュラム内容としているのが大きな特色です。また、「コンソーシアム」には、本学の産官学連携の蓄積を基盤として、最先端技術を駆使するハイテク企業・ベンチャー企業が多数参画しており、現場企業の第一線で活躍されている方を講師に招聘しての講義は、圧倒的な迫力があり、必ずや、みなさんの起業へのモチベーションを高めてくれることでしょう。
こうしたカリキュラム内容を提供できるのも産官学連携の太いパイプを持ち、歴史的にも豊かな蓄積のある本学ならではといえます。このような「アントレプレナー」についてまとまった形で学べるプログラムは学部レベルでは日本でも初めてであり、本学BKCならでは試みといえるでしょう。みなさんの積極的な受講を期待するものです。

