活動報告
Activity report

産学協同アントレプレナー教育プログラムとは

「産学協同アントレプレナーシップ教育プログラム」の前身である「産学協同アントレプレナー教育プログラム」は、本学びわこくさつキャンパスにおいて「自立的で創造的な人材」、「アントレプレナーシップ(起業家精神)に満ちた人材」の育成と輩出を目的とし、2005年度より10ヵ年度にわたり、BKC6学部(経済、経営、理工、情報理工、生命、薬)共通のプログラムとして開講されました。

昨今では、行政機関等も「アントレプレナーシップ(起業家精神)に満ちた人材」の養成に力を入れていますが、本学ではそのような気質を持つ学生を育成できる環境を、プログラムの開設当初より整備してきており、「アントレプレナーシップ」について総合的に学べるプログラムが学部レベルで提供されることは、当時の日本では先進的な取り組みでした。

プログラムの特色として、アントレプレナーシップの本質を理解する導入科目を置くとともに、「基礎科目群」「展開科目群」「実践科目群」を配置し、起業活動インターンシップなどの「実践科目群」を特に充実させ、単なる「座学」ではなく、実際に起業活動にチャレンジすることを重視したカリキュラムを運営してきました。

特に本学BKCの場合、24時間業務可能なオンキャンパス型学内施設として、現在ベンチャー企業が20社以上入居・活動する「BKCインキュベータ」が設置されていることに加え、実際に起業活動にチャレンジしようとする学生に対しては、その活動を促進させることを目的に、「学生ベンチャーコンテスト」や「学生起業家支援奨励金」、「プリ・インキュベーションルームの設置」などの充実した起業支援施策を実施してきました。さらに、本学はリエゾン活動を通して企業との深いつながりを有しており、その誇るべき産学官連携のネットワークを活かした、「産学協同アントレプレナー教育プログラム開発コンソーシアム」を設置し、講師派遣、インターンシップ受入、教材開発などにおいて企業からの協力・支援を得てきました。

その結果として、これまでに延べ750名を超える学生を輩出し、「国内外のベンチャーコンテスト優勝」や「企業とのコラボレーション」、「実際に起業する」など、数々の成果や実績を生み出してきました。

2015年度の経営学部の大阪いばらきキャンパス移転に伴い、これまでの経験と実績を継承しながら、2014年度より新たに経営学部のインテンシブプログラムの一つとして「産学協同アントレプレナーシップ教育プログラム」が展開されることとなりました。