2024/11/05
●みなさんの「志(こころざし)」は何でしょうか?
講演会の冒頭に投げかけられたのがこの質問でした。
事業継承塾のウェブサイトにも記載されている、この骨太な「志(こころざし)=理念」という言葉に向き合い続けることで、事業継承の後、社長になったときに何をするのが決まると言えます。
<末松社長の理念>
全てのいのちが輝く世界を、ご縁がある人々と共に創る
(命は手段ではなく、目的として、みんなが輝く世界をつくりたい)●働きがいの向上をめざして
この理念に行きついたのは従業員の皆さんとの関係が危機的な状況に陥ったときに、理念にしたがい「働き方、働きがいに向き合った結果だからこそ」とおっしゃっておられました。株式会社バーテックは今年で7年連続「働きがいのある会社」にランクインhttps://hatarakigai.info/ されていますが、理念をご自身に問い続けてこられた末松社長のすごさが表れていると感じます。
<末松社長の基本的なスタンス>
・私たちは人生のオーナー経営者
・受け身で過ごしても幸せにはなれない
・人生の目的意識、人生に対するキャリアオーナーシップ
やりがいは会社からは与えられない。自分でつくるもの。会社はきっかけづくり。●ファミリービジネスの矜持
同社のスタイルがファミリービジネスとして突き抜けていることの強みなのでしょうか、末松社長とご家族、同社のみなさんが理念共有のためにされているコミュニケーションの距離感と温度は想像を超えていて、あこがれとうらやましさを感じました。ときにネガティブな文脈で捉えられることもあるファミリービジネスというものは、とても前向きで素敵な可能性であることを、わかりやすい事例とともにご自身が実践されていることと合わせて伝えていただきました。