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  • 地域とともに進む

体育会ボランティア団体  AVA(Athlete Volunteer Association)

地域の人たちとスクラムを組めば、
大学スポーツはもっと盛り上がる。

きっかけは、「バイクの音がうるさい」というグラウンド近隣からの声。
すぐに「交通安全委員会」を部内に立ち上げ、話し合いに臨んだが、
出てくるのは一部活ではなく、「立命館の体育会のマナーは」という全体の話。
部の垣根を越えて話し合い、対応に努めた。
しかし、グラウンドを利用する以上、バイクは必要不可欠。
マナーを向上させても、騒音は消えない。
完全な解決が難しいのなら、もっと地域に貢献するべき。
その考えに共感する者が次々と集まり、AVAを結成した。
彼らは、地域の清掃活動や防災訓練に積極的に参加。多いときには50名以上が顔を出すことも。
また、お祭りなどのイベントではスポーツコーナーを設け、
催し自体を盛り上げると共に、競技について理解してもらうことも心掛けた。
地道な活動が実を結び、「次の試合、がんばって!」などと声をかけられるまでに。
その声に選手は奮起し、大会優勝などの成果をあげる。
さらに声援は大きくなり、さらに良い結果につながる、という好循環が生まれた。
「この盛り上がりを続け、大学スポーツの人気やステータスをあげていきたい」と語る。
地域とともに大学スポーツを変えていく。彼らの挑戦は始まったばかりだ。