07.01


2014

キャンパスアジアにはキャンパスアジア歴史授業があります(日本ステイ8週目)

東西大パイロット学生 윤은상(ユン・ウンサン)

キャンパスアジアにはキャンパスアジア歴史授業があります(日本ステイ8週目)

東西大パイロット学生 윤은상(ユン・ウンサン)

 こんにちは、韓国人学生のユンウンサンです。今回はキャンパスアジア歴史の授業を紹介したいと思います。

 歴史の授業ではベネディクトアンダーソンの『想像の共同体』という教材を用いてナショナリズムについて考察し、日中韓におけるナショナリズムを考えるという講義を受けています。また、隔週で先生と一緒に京都の文化財をフィールドワークします。
 6月26日には比叡山を見学しました。まず、私たちは延暦寺に寄りました。延暦寺は約1200年前に建てられた歴史深いお寺です。この日は少し夕立が降りましたが、雨上りのお寺も風情が感じられました。そして、お寺の中の根本中堂に入ると、線香の香りと静かな庭園が広がっていて、その時なんとなくですが日本の心である「和」が僕にも少しわかったような気がしました。敬虔な心でお堂に入り天井を眺めると1ブロックごとに違う絵が描かれていて、それを見ながらお寺に込められた職人たちの心意気が感じられました。根本中堂を出て階段を上がると、清海鎮大使張保皐碑がありました。張保皐は新羅の人で海上貿易に貢献をした人です。まさか、日本で張保皐の名前を見ることが出来るとは思っていなかったので、嬉しかったです。

 延暦寺の見学を終え、京都と琵琶湖が一望できる場所に行きました。一緒に授業を受けている学生たちと楽しい時間を過ごし、壮大な景色を眺めることで胸がスカッとした気がします。山の上で見た京都の情景からなんとなくですが故郷の釜山を思い出しました。京都の生活になれ、様々な場所に行くことで、京都が僕の第二の故郷になったように感じました。



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