12.02
2014
韓国ステイ・10週目
立命館大パイロット学生 吉積皓平

韓国ステイ・10週目
立命館大パイロット学生 吉積皓平
みなさん、こんにちは。学期末になると登場する、キャンパスアジア学生K.Yこと吉積皓平です。
いよいよ、最後の韓国学期、そしてキャンパスアジアでの留学生活が終了しようとしています。でも、最後という余韻に浸ることができないのがこのキャンパスアジア。終業式の前日までテストという最後までぶれないキャンパスアジア。
相変わらずの毎日を過ごす僕ですが、今学期でやっと、留学が日常の様に感じられた気がします。それまでは、あくまで、僕の場所は日本で、外国にいるのは「特殊な」状況でした。それが今や、この生活がたわいのない日常となり、この生活がしばらくしたら、なくなってしまうという想像ができません。
振り返ってみるとキャンパスアジアを始めたときから、海外に出たいという願望はあったものの、いざ行ってみると、言葉、食、気候、文化など様々な面で苦しい思いをし、常に帰りたいと思う自分がいたのは事実です。ですから、各学期の3ヶ月はとても長く感じられました。しかし、今回の学期では比較的あっという間に過ぎたような気がしました。これは僕の中では大きな変化の様に思います。
今、当たり前の様に近くにいる中韓の友達の中には、運が悪ければもう会う機会が無いひともいるでしょう。頭では分かっていても想像ができません。正直、よくも悪くも2回生になってから一番多くの時間を過ごした友達はCAPのメンバーです。朝起きた瞬間から、ご飯を食べて学校に行き、そして帰ると勉強する時間から寝るまで、誰かがそばにいる。それが煩わしいと思う日々も正直多かったですが、もはやそれも日常。生活の一部となったものが突然なくなるとどう感じるのでしょうか。
これほどまでに、「外国」であったものが「日常」として自分の中に入り込んでくるのは一番大きな変化だったように思います。中国、韓国で起きる事件、ニュースも自分とは遠いものではなくなりました。なぜなら、ニュースの声をきくたびに、同じ言葉を話す友達が頭の中に浮かんでくるからです。日本にいれば他人事だったでしょう。でも、僕にはその国に住んでいたという事実とその国の友達がいる。一番大きな収穫はそれだと思います。
修了式は5日ですが、少しフライングして総括させていただきました。では、以上をもって最後(?)の投稿とさせていただきます。