03.03
2017
東西大学で 移動キャンパス スタート
滝宮 七海

東西大学で 移動キャンパス スタート
滝宮 七海
韓国に来て1週間が経ちました。
毎日実際に韓国語を話して、自分の韓国語の未熟さを改めて実感して心が折れる日々を過ごしています。食堂やタクシーで釜山の現地の人と話すこともあり、韓国語があまりできない日本人の私たちを歓迎してくださる方がたくさんで、心が温かくなります。
昨日からは韓国人の1年生も寮で暮らし始め、日中韓の3人ないし4人の共同生活がスタートしました。母語や習慣が違うルームメイトとコミュニケーションをとることはたやすいことではありませんが、それぞれが模索しながら楽しく過ごしています。
そして、ついに今日から韓国での授業が始まりました。1日目の今日は韓国の歴史理解と韓国語講読の授業がありました。歴史の授業でレポート課題の説明を受けたのですが、近現代の韓国の歴史についてフィールドワークを行ってから書くというものでした。そのテーマの選択肢の6個中4個が日本に関するテーマで、なんだかショックを受けました。韓国で歴史の授業を受けたい気持ちは前から抱いており、韓国の歴史において日本は必ず登場することもしっかり理解していたつもりでいたけれど、実際に韓国の歴史の授業で先生の口から日本の話が出てきたとき、まだ韓国が抱く日本への歴史観が違うのだと改めて実感し、身近に感じていた韓国が遠く感じました。これから私たちは、歴史の授業を韓国・中国の学生と歴史の授業を受けますが、それぞれの国の学生がどのように歴史をとらえるのかに関心があります。日本の学生は違う視点から歴史について学ぶことができるので、二つの視点から学んだあと、どのように考え方が変わるのか、またとない機会を有効にたくさん学びたいと思います。
まだまだ韓国での生活は始まったばかりでわからないこともありますが、みんなでこの4カ月を人として成長できるような実りあるものにしたいです。