10.25
2019
日韓の食器や食べ方の違い
【2期生】櫛比晶羽

日韓の食器や食べ方の違い
【2期生】櫛比晶羽
みなさんこんにちは!キャンパスアジア2期生の櫛比晶羽です。
早いものでもう1年と半年の留学生活が終わり、残す留学も韓国のみになりました。
振り返ってみると本当に早かったように感じます。今回の留学は留学の集大成として楽しみながら、自分の目標に近づけるように努めていきたいです!
さて、話は変わりまして、韓国と言えば「韓国料理」ですよね!
釜山にも海鮮やサムギョプサルなどの本当においしい料理がたくさんあります!ぜひ食べてほしいものばかりです!
そして韓国と言ったら銀の箸と銀の器ですよね(^^)/
この前初めて釜山にあるスシローへ行ったのですが箸がまさかの銀色でとてもびっくりしました!その他にも、はじめて韓国に来た時、器を間違えて手で持って食べようとしてしまい、とても熱くてやけどしそうになりました…(笑)スプーンでご飯を食べるという文化を見た時とても衝撃的でした…!今回はなぜ日韓でこのような食器や食べ方に違いが出るのか気になったので記事にしてみました!
そもそも日本で箸文化が始まったのは624年の古墳時代からと言われています。この時代はヒノキで箸を作るのが一般的でした。縄文時代から古墳時代までは木や石で作ったスプーンが一般的だったといわれています。この表をみてわかるように、日本では割と昔から箸を木でつくる文化が定着し、箸のみを使う文化が定着していることが分かります。
次に韓国の箸文化を紹介していきたいと思います。この表によると韓国で初めて箸を使われたのは三国時代からと言われており、匙を含めて青銅のものが主流でした。そして匙のみを使うことはありましたが、箸のみを使う時代はありません。ここから二か国間では主に使われていた道具が違うことがわかりました。
次に日本はなぜ器を持って食べるのかという問題なのですが、日本では箸を使って食べるのが主流であるため、口に運ぶまでに落とす可能性があるため器を持つようになったといわれています。そして木で器や箸を作る文化があるため、器が熱くなりにくく、手で簡単に持つ事ができます。
韓国では汁気のあるものやごはんなどはスプーンを使う文化が定着しています。スプーンを使う事によって口まで運ぶのに食べ物をこぼしてしまう可能性が低く、器を持って食べる必要がありませんそれに加えて器が日本より大きいため、器を置いたまま食べるのが主流となったといわれています。
最後に、実はなぜ日本が箸だけを使う文化になったのか、なぜ韓国がスプーンと箸どちらも使用する文化になったのか、はっきりとした理由は実はまだ解明されていないんです!意外ですよね!でもこの研究を読んで、二か国の遠い昔の歴史が現代までこのような形で残っているという事を知りとても不思議に感じました。
これからも留学中に不思議に感じたことや当たり前だと思っていたことがなぜそうなのかをたくさん調べ、将来につなげていきたいと思います(笑)。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
日韓の食事作法; 作法の相違とその作成形成の原因を中心に
言語と文化11巻 2007年 金 泰虎