こんにちは。私はキャンパスアジア・プログラム8期生の伊熊さらです。5月も終わりに近づき、広州で過ごした時間も早三ヶ月となりました。
広外大での生活にも慣れ、各講義で中国語、韓国語、広州の文化などを幅広く学び、餃子作りなどの体験に参加する一方、放課後や週末には時間を作って広州の各地に出かけるなど充実した毎日を送っています。
広州にいる期間は広州をはじめとした中国現地の文化を学ぶ良い機会です。今回は私の体験をもとに広州に来たら外せない、広州ならではの貴重な展示をしている博物館を二つ紹介します。
一つ目は、広東省博物館です。16万点以上の所蔵品を持つ広東省唯一の省級総合博物館で国家級博物館でもあります。特に古絵画と古陶器のコレクションは中国トップクラスです。広州の歴史、自然、芸術を学べる歴史博物館、自然博物館、芸術博物館があり、これらの展示物から嶺南文化と白岳文化の発祥地で海のシルクロードの地点としても栄えた広州の姿を見ることができます。私が訪れた際には“共饮一江水 长江流域青铜文明特展”という長江流域の青銅器文明の特別展が開かれていたため、通常の展示と特別展の展示を両方見ることができ貴重な体験となりました。
二つ目は、粤劇芸術博物館です。広東省には”粵剧”という世界無形文化遺産に登録された伝統的なオペラがあります。この博物館では中国建築工程魯班賞を受賞した建物の中で粵剧の衣装などのコレクションが展示されています。中央部の劇場では1日に3回粵剧が上演され、来館者は誰でも気軽に鑑賞することができます。私も鑑賞したのですが役によって衣装や仮面が違い、カラフルで豪華なのに驚きました。また、独特のリズムを持った広東語のセリフは新鮮で興味深かったです。
今回紹介した二つのスポットはどちらも広外大から1時間程度で行ける場所にあります。広州に来た際にはぜひ行ってみてください。