11.06


2024

東西大学の授業について

佐藤 凪紗(7期生)

東西大学の授業について

佐藤 凪紗(7期生)

こんにちはキャンパスアジア7期生佐藤凪紗です。
今回は東西大学の授業について話していこうと思います。

東西大学ではTOPIK(韓国語能力試験)に特化した授業を受けることができます。
また、広東外語外貿大学の交換留学の時とは異なり多くの授業の中から自分で好きな授業を履修することができます。
「上級韓国語講読」「韓国語コミュニケーション演習」「韓国語文章表現演習」の3つの授業を通してTOPIKの聞き取り、読解、作文の力をつけることができます。
教授はTOPIKを受ける際に重要なポイントを教えてくださいます。授業の中でTOPIKの作文過去問を解く機会があり、教授から個別にフィードバックをいただけるのはとても貴重だと思います。これを通じて自分の作文力が向上し、試験対策に大いに役立っています。
「韓国語コミュニケーション演習」では共に授業を履修しているキャンパスアジア中国留学生と2人1組になり、TOPIKで頻繁に出てくることわざや慣用句などを使って文章を作り発表する時間があります。この授業のおかげで難しい表現を覚えることができました。
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次に私が履修した選択科目「current news in Korean」「日本研究」について話していこうと思います。
「current news in Korean」は留学生のために開講されている授業です。
この授業では、実際のニュースを題材にして高度な韓国語表現を学ぶことができます。特に正確な表現やニュアンスを習得するため、ニュース記事や報道番組の分析に重点が置かれています。難易度の高い語彙や文法、社会的なテーマを扱うことで通常の授業では触れることの少ない上級韓国語のスキルを深めることができます。
授業の後半では、グループに分かれニュースキャスターになりきって模擬的にニュースを作り上げたり、インタビューを通して記事をまとめたりと実践的な活動をします。ニュース制作のプロセスを体験することで、韓国語の使い方だけでなくチームで協力するスキルや情報を客観的に伝える重要性を学べるのも魅力だと思います。

東西大学には日本語学科があり、日本に関心を持っている韓国の学生が集まっています。
「日本研究」という授業では日本の映画やドラマ、アニメなどの作品を通して、日本文化について深く学ぶことができます。特に身近に感じていた文化や風習の背景や由来を知ることができ、今まで当たり前に思っていたことにも新しい視点が加わるのがこの授業の魅力です。授業の中では他学部の韓国人学生とグループを組み、様々な日本文化について調査や発表を行います。異なる視点を持つ韓国人学生とディスカッションを重ねることで私自身も新たな発見や気づきを得ることができ、異文化理解がさらに深まっていると感じます。
この授業を通じて成長を感じる点は、自国の文化を客観的に捉える力がついたことです。普段意識しなかった日本文化の側面やその背景にある価値観を理解することで、文化的な視野が広がりました。
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今回紹介した授業は日本であまり受けることができない授業だと思います。
私の留学生活は今回が最後で残り約1カ月半で終わってしまいます。最後の釜山留学を楽しみたいと思います。

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