こんにちは。CAP8期生の髙倉咲妃です。
つい先日、最後の韓国留学を終え日本に戻ってきました。一回目の派遣では4カ月間、頑張ったという清々しい気持ちで帰ってきたのですが、今回はもっと時間があれば良かったのに、離れたくないという気持ちで涙が止まりませんでした。そんな2回の韓国留学を終えた私の簡単な感想を読んでもらえばと思っています。
本当にあっという間の4カ月でした。前回の派遣と違う点は、同じプログラムに属している韓国人と中国人と関係値が違うことです。一緒に秋学期、中国に留学していた韓国人の先輩たちも留学を終え韓国にいましたし、一回目の派遣で一緒に韓国に留学していた中国人メンバーもいました。初めての韓国留学の時、仲良くなるなり方などお互いに模索していたのですが、先輩の韓国人は日中の留学を経験し、中国人も日本留学を経験し、私たちも中国留学を経験し、言葉もそうですが共通の話題が増え仲良くなれました。2回生の派遣の時は、国の文化も理解していないですし、上下関係や人付き合いの違いに戸惑い、踏み込めない部分が多かったように思います。一種の壁のようなものを感じていたのですが、今ではバリアフリーです。本当に人に恵まれ、心強い仲間ができました。キャンパスアジアプログラムのあるあるなのですが、それぞれの言語の言い回しを理解しているので違和感のある文章でもすぐに読み取ってくれますし、読み取れます。理解しやすいように頭の中で翻訳しやすいようにわざと話す時でさえあります。3か国語に加え、たまに英語も混ぜて、もはや4か国語で会話しているときがあります。なので、キャンパスアジアプログラムじゃない韓国人と会話しているとき、たまに通じないこともあり、長所でありながら短所です。
自分自身、ほんとうにコミュニケーション能力を鍛えられたと思います。コミュニケーション能力というのも、文化が違う人とのコミュニケーションの取り方です。今回2回目の派遣では、プログラム外の大学の通常授業を選択できるのですが、その中で韓国について学べる留学生対象の授業を選択しました。本当に多国籍でいろんな国の友達ができました。文化に興味を持ちながら人に興味をもち友達になれるところが長所になりました。キャンパスアジアプログラムの友達は隣同士の国なのですぐに会えるという安心がありますが、互いの母国に帰国すると簡単に会えなくなるので心苦しかったです。
韓国留学に心残りはないです。勉強も一生懸命取り組みましたし、全力で遊びました。ソウルにも大邱にも慶州にも訪れました。韓国人より釜山に詳しいといわれるくらい楽しみました。日本に帰ってきて、中国留学にむけた資金集めのアルバイトに、就職活動に、卒業論文の準備に目まぐるしい日々ですが、本当に最後の留学に向けて走りぬきたいと思います。