04.22
2014
2年目中国学期の授業
廣澤 裕介(キャンパスアジア担当教員)

2年目中国学期の授業
廣澤 裕介(キャンパスアジア担当教員)
このブログでもお伝えしている通り、3月10日から19日まで、東洋研究学域の1・2回生23名と中国華南3都市をめぐる現地体験プログラムを実施ました。その間の10日から15日までは、本プログラムの共同運営大学である広東外語外貿大学に逗留し、体験講義や学生交流などを行いました。
その際、キャンパスアジア・プログラムのパイロット学生たちが履修している授業を見学させていただきましたので、その様子をお伝えします。
水曜日1限は李先生の中国語作文(中文写作)です。
この日のテーマは『日記』です。配布されているテキストには、やや長めの日記の文章がいくつか載せられており、学生たちはそこに記された事物や文法内容に注釈を付ける形で、PPT資料を用意して解説していきます。
その日の担当は、パク・ソヒョンさんとチョン・ダヨンさんでした。李先生は、人間は日記にどのようなことを書くのか、どう書くのかなどの話をされ、テキストの日記(文章)からどのようなことが感じられるかなど、学生とディスカッションをしながら進めておられました。
水曜3限目は、何先生の「東アジア文化講義」です。
この授業は、何先生と東西大学校・諸先生と私の3人で授業の内容などを相談・検討しながら運営しています。日本・中国・韓国のパイロット学生は全員履修しなければなりません。
この日のテーマは『結婚』です。残念ながら日本学生グループのミニ発表を聞き逃してしまいました(ごめん。遅れた)。聞くことができたのは、韓国学生のカク・レジナさん、キム・ジュンヨプくん、パク・ソヒョンさんのグループによるミニ発表でした。
みんな、中国語、上手になったね!
この一年間の努力がしっかりと確認できたよ。
これまでの数週間、何先生は「結婚」をテーマに、恋愛や結婚にまつわる言葉(若者言葉、ことわざ、流行語)、中国での結婚事情について講義をおこない、この日は日本と韓国の学生たちが自分たちの国の結婚事情についてミニ発表とディスカッションをしました。
昨年の授業と比べて、内容は文化的・社会的な色彩が濃くなり、先生が話される中国語のスピードも一般の中国人の普通の会話レベルでした。
何先生はとても若い先生なので、学生たちと感覚が合うようで、学生たちの興味があるテーマということもあり、ミニ発表後の質疑応答やディスカッションは非常に盛り上がっていました。結婚相手に求める学歴・職業、少子化問題と社会の縮小、恋人が美容整形していたら許せる/許せない…などなど、さまざまな問題に話がおよんでいました。
本学での2学期は、筆者が担当する授業なので、その内容や進め方など、非常に参考になりました。
李先生、何先生、ありがとうございました。
(おまけ-学生の寮生活の様子をちょっとだけ紹介します)