12.10
2014
【事務局だより】東西大学校で、移動キャンパスの閉校式と韓国キャンパスアジア事業団学生ワークショップが実施されました
キャンパスアジア事務局

【事務局だより】東西大学校で、移動キャンパスの閉校式と韓国キャンパスアジア事業団学生ワークショップが実施されました
キャンパスアジア事務局
こんにちは。キャンパスアジア事務局です。
いよいよこの時がきました。当プログラムで2013年2月より実施していた、「移動キャンパス」が終了し、12月5日(金)に、東西大学校にて閉校式を実施しました。
閉校式では、東西大学校の張済国総長が、「各国学生は高い語学力を活かし、日中韓各国を理解するレベルが非常に高く、学生たちは将来が期待できる人材として成長できた。」と祝辞を述べ、本学の川口清史総長も「非常に難易度の高いプログラムであるが、高いハードルを乗り越え、学生諸君はよく成長した。各国言語で各国の文化や社会を学び、議論したことは貴重な経験であり、次世代人文学リーダーへの更なる成長を期待している。」と祝辞を述べ、学生の成長を称えました。
学生発表では、東西大学校のジョン・ダヨンさんは、「移動キャンパス1年目の、3カ国の歴史教科書を用いた授業を受講することで、各国の歴史や文化について、客観的な見方ができるようになった。20年後の東アジアの展望や未来についても学生同士で考えることができた。」と述べるなど、学生たちの今後の活躍を期待させる内容でした。
その後、キャンパスアジア10事業団の共同運営による学生ワークショップが実施され、日中韓の他校のキャンパスアジア・プログラムと学生との交流も行われました。「私を変えたCAMPUS Asia」というテーマで、各プログラムの成果報告をする場では、本学・広東外語外貿大学・東西大学校の学生は、共同生活をする上で学生同士の意思疎通を円滑に進めるべく、三カ国の言語を織り交ぜてコミュニケーションをする、「CAP語」を学生達で生み出したことを発表し、他の事業団の学生の関心を誘いました。
この2年間、学生たちは、本当に苦難の連続だったと思います。移動キャンパス開講当初は、異国の地で、異国の学生たちと共同生活することに非常に苦労しましたが、各国の文化・社会・歴史についての理解も進み、日中韓の国を超えたパイロット学生との絆も生まれ、共に議論することで、教職員の予想をはるかに超える成長を学生たちは成し遂げたと思います。今後は、各国で授業を受講し、学生は離れ離れとなりますが、この2年間を通した絆は切れることはなく、これまでの経験を活かし、各国でまた成長してくれることと思います。また、次年度に実施される海外インターンシップへの参加や東西大学校でのリーダーズフォーラム(成果報告会・予定)を通じて、学生たちが、東アジアを牽引していく人材となってくれるよう、期待したいと思います。