01.26


2015

【海外インターンシップ報告⑤】中国でのインターンシップを終えて(その3)

立命館大パイロット学生 山本すみれ

【海外インターンシップ報告⑤】中国でのインターンシップを終えて(その3)

立命館大パイロット学生 山本すみれ

 光陰矢の如し2014年もあっという間に過ぎ去り、2015年、大学生活最後の年を迎えることになりました。新年ということで今年の抱負をつらつら書くのも良いですが、今回は遅ればせながら私が昨年12月に中国・広州で行って参りましたインターンシップについて書かせていただこうと思います。

 さて、しれっと「インターンシップ」と言いましたが、中国で私たちが何をしていたかと言えば、受け入れ先であるパソナ広州支店の山内さんのご厚意で日本企業の中国拠点へ企業訪問を行うことがメインとなっておりました。
 つまり、2週間の間、中国ビジネスの場で活躍していらっしゃる日本人の方たちの生の声をたっぷり伺ってきたのです。本当は伺ったお話ひとつひとつを書いていきたいのですが、ノート10ページにも上る量となっているため、ここではその極一部をお話させていただこうと思います。

 さて、キャンパスアジアのパイロット学生として中国について学んできた私ですが、これから就職活動を控える身として気になるのは「ビジネスの場での日本と中国の違い」です。
 同じ東アジア圏と言えど風土や文化は大きく異なる中国、日本とは対照的に転職経験がある人はざら、定時退勤が当たり前です。さらに日本では「言わなくても分かれ」という風潮があるが、中国は逆、「言わないと分からない」のが当然だというお話も出ました。
 このように転職・定時退勤・空気を読むという3点に日本の職場との大きな違いを感じるという声が共通して多かったです。しかし、違うからといって決して悪いのではありません。私がお会いした方たちは、みなさん先ずその差異を許容し、そこからどうしても譲れない線との狭間で日々格闘しておられるようでした。

 このように働き方の違いだけではなく、異なる業界で活躍されている方たちそれぞれが考えておられる中国で働く面白さや難しさについても伺うことができたため、海外、特に中国で働くことに対するビジョンが鮮明になりました。

 現在、成熟期と言われている中国市場ですが、まだまだ開発途上の内陸部では発展が続いている状況で、広い中国の西の端まで日本製品を届けようと働いていらっしゃる方がいます。地理的に見ても中国・人口13億人というマーケットは、やはり日本経済にとっても切っても切り離せない関係にあると言えます。
 こういった背景の中で、中国との関係が友好に保たれることを願い、私もその一部になれたらという思いが一層強くなった2週間でした。

 最後になりましたが、インターン生として私たちを受け入れてくださった山内さん及び、貴重なお時間を割いてお会いしてくださった皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。




(※写真は訪問させていただいた企業さんの中で撮った物から抜粋させていただきました)

前へ戻る