10.02
2015
夏期インターンシップの実施
キャンパスアジア・スタッフ

夏期インターンシップの実施
キャンパスアジア・スタッフ
陽気がすっかり秋らしくなってきておりますが、この夏のご報告です。
キャンパスアジアでは、7月末から8月末にかけて、中国と韓国の学生たちがインターンシップをおこなっておりました。このブログを時々ご覧になっている方はご存じかも知れませんが、学生たちは6月初旬に来日し、本学でインターンシップの準備となる実践的な日本語の授業などを受講し、また各職場へのご挨拶などを繰り返してきました。中国学生は4名、韓国学生は3名が、京都大阪を中心に活動している企業・自治体にお世話になり、期間は4・5日間から1カ月の間とさまざまですが、それぞれの職種・職場ならではの貴重な経験をさせていただきました。
8月末にインターンシップをふりかえる時間を作り、学生たちが自分が経験したこと、学んだことを話す報告会をおこないました。各職場でお世話になった職員の方々には、本当にお忙しい中、やさしく手厚いご指導をしていただいたようで、学生たちは感動や感謝の言葉を繰り返していました。さまざまな業務、日本の職場や人間関係など、彼らが自国では経験できない、新鮮なことばかりでした。それを聞いた42才のおじさん(わたし)も、ついついインターンシップしたい!と思ってしまうほどでした。
おかげさまで、学生たちは9月上旬に無事に日本を離れました。学生たちには4度目の日本、3度目の長期滞在になりました。
これまではシェアハウスで3ヵ国の学生がいっしょに暮らす環境でしたが、インターンシップでは「職員はほぼ日本人のみ」の世界でしたので、これまでより密度の濃い「実際の日本社会」に身を置くことになりました。彼らの日本に対する気持ちや考え、理解が一層深まったことはいうまでもありませんが、特にこの間に彼らの日本語の話し方、発音やアクセント、語彙の選択、会話の呼吸や間の取り方などが、より日本人のそれらしくなりました。ちょっと昔のたどたどしさが、いまや懐かしいくらいです。
教職員にとっても、海外の学生たちのインターンシップは初めての経験だったので不安も多かったですが、各職場のみなさまにお任せするしかない、学生たちのがんばりを信じるしかないと腹をくくり、最終的に学生たちが自分の成長を実感できる機会となったことに感慨がひとしおです。そして感謝また感謝です。
ご協力をいただいたすべてのみなさまに、心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。