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2016

キャンパスアジアで一番印象に残ったこと

ユン・ウンサン

キャンパスアジアで一番印象に残ったこと

ユン・ウンサン

こんにちは、CAP学生 ユン・ウンサンです。

いつもblogに何を書いて載せればいいか悩んでいました。以前書いた記事も気に入らなくて、書かなくて済むなら避けようとしていました。しかし、キャンパスアジアを終了した今、最後に感想を書ける機会をもらえたと思い、すごくうれしいです。
今回、私に与えられたテーマは「キャンパスアジアで一番印象に残ったことは何ですか?」です。他の学生は一般的なことを書くと思うので、私は極々個人的な感想を話そうと思います。
私にとって一番印象に残っていることは「修了式の3日間」です。1月17日にキャンパスアジア修了式がありました。4年間のキャンパスアジア全ての課程を終える句点のようなイベントでした。2012年の夏に実施されたショートステイで出会い、2年間の共同生活を一緒に経てきた学生たち、そして、私たちに多くのことを教えてくださり、いつも関心持って指導し、保護してくださった先生方にキャンパスアジアの一環として会える最後の日でもありました。
しかし、飛行機に乗って修了式に向かう16日、朝早く起きることはできましたが、パスポートを紛失してしまって修了式に参加することができませんでした。最初は慌てていて自分を咎めました。状況に堪えられず、飛行機が飛んでいた後、現実逃避のつもりで4時間も寝ていました。
三ヵ国の学生が全員で集まるのは16~18日の三日間でした。(私以外の)29名の学生が修了式に集まりました。そこに私はいませんでした。16日に行った三ヵ国の学生と一緒にする発表(※)のリーダーの役割を果たしていた私は、その練習にも参加できませんでした。17日の修了式にも出席できませんでした。多くの写真がキャンパスアジア30人のSNSグループに上がりましたが、そこにも私は居ませんでした。写真を見る時にはすごく心が痛みました。

 ※1月末に予定されていた学生パフォーマンスのこと

しかし、つらいだけではありませんでした。みんなが私のことを考えてくれました。連絡して叱るより、私を慰めてくれました。また、(私の存在を)忘れていないと私の写真を持って撮影したものを送ってくれました。この3日間は、私にとってキャンパスアジアは何かを再び考えることができた日々でした。
その中で、私は4年間の時間を顧みることができました。私は、みんなが思うようにキャンパスアジアは「家族」だと考えます。最年少でキャンパスアジアに入り、29人のお兄さん、お姉さんに囲まれて子ども扱いされながら2年間過ごしてきました。例え、良いことがあっても、イラッとすることがあっても、どんなときにも一緒に過ごさざるを得ませんでした。そのような特殊な状況が、家族のような雰囲気を作り出したと思います。そして、いつも感じていることは、久しぶりに会っても、昨日も会っていた昔からの友達のように接することができ、すごくお互いに親近感を覚えていることです。
今回、このようなことを起こして学んだことが2つあります。まず、須らくパスポート管理です。私が中国に行けなかったことは完全に私のせいであり、私の不注意が作り出した事件です。これからは出国の2週間前にはパスポートから探しておくことにします。皆さんもこのようなことないように注意してください。また、キャンパスアジアを通して、このようないい人たちに会えてすごく嬉しかったです。結局、私は修了式に顔を出すことはできませんでしたが、すごく多くのことを得た気分です。

今年から国防の義務を果たすために1年9ヵ月間、軍人になります。そのため、就職や進学を今すぐ決められる状況ではありません。1年9ヵ月間、学べることもたくさんあると思いますが、言語というものは使わないと忘れるものなので実は不安もあります。しかし、私の不安が少し軽くできるのは、キャンパスアジアで築いた東アジアネットワークがあるからです。私より先に彼らが歩んだ道を見習いながら、1年9ヵ月後に私も大学院に進学する夢を見ています。それから東アジアに少しでもためになることができればうれしいと思います。

読んでいただきありがとうございました。



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