09.24


2020

去年の今頃を思い返す

【3期生】尾﨑夏菜

去年の今頃を思い返す

【3期生】尾﨑夏菜

キャンパスアジアプログラム3期生の尾﨑夏菜です。

去年の今頃を思い返すと、初めての広州への留学が終わり、釜山への留学の荷物の準備をしていました。広州への留学は初めて体験することなどがとても多く終始楽しみながら、語学力向上に向けて日々取り組めたのではなかったでしょうか。日本に帰る際私は香港からの飛行機に乗りました。広州から香港は陸続きなので普通に行けるのかと思いきや、とても厳しい検査やパスポートのチェックなどがあり、空港よりも物々しくピリピリしていて恐怖を感じました。この時の香港は空港でのデモが始まる1週間前だったので遅れなどなく飛行機に乗って日本に帰ることができました。しかし1週間遅かったら日本に帰れなくなっていたと思うとゾッとします。また広州に留学していたからこそ中国大陸と香港の違いに気づくことができました。まず言葉が中国語ではなく広東語で、空港のアナウンスや書いている文章などが理解できず完全に違う外国に来たようでした。空港内のお店の従業員も中国語では話してくれませんでした。また中国大陸ではどこに行っても常に共産党の看板や標語があり、正直気味が悪かったのですが、もちろん当時の香港にはそんなものはありませんでした。次はケータイのモバイルデータ通信が使えなくなることです。これは私があまりちゃんと考えていなかったのですが、中国大陸と香港の通信会社は全く異なるため、広州から香港に入ると電波が無くなりケータイが使えなくなりました。日本で言うと大阪から京都に行くとモバイルデータ通信が使えなくなるような感じで、私はびっくりするとともに香港は中国大陸とは別物だと強く思うようになりました。

日本に帰ってくるとまたすぐバイトに行き、気が付くと釜山に行く日が近づいており、日本にいる期間がとても短かったように感じました。やはり私にとって日本は居心地が良いですが時間は待ってくれないので、釜山に出発し、また新しい環境に慣れていく日々が始まりました。    left1    right

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